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清水寺界隈を巡る~人気の撮影スポット・八坂庚申堂~

KBS京都で放送中の『京都浪漫~悠久の物語~』。
今回は、2023年8月6日(日)に放送された『夏の清水寺界隈を巡る~清水寺・京都霊山護国神社・霊山歴史館・八坂庚申堂~』をご紹介。

名所・旧跡の多い観光地であり、古くから親しまれてきた京都東山を巡ります!

カラフルなくくり猿が映える「八坂庚申堂」

『八坂庚申堂』でくくり猿を奉納する女性
画像:KBS京都『京都浪漫 悠久の物語』

八坂塔のすぐ西側にある『八坂庚申堂』。奉納されたカラフルな『くくり猿』が無数に掛かっている大人気の撮影スポットです。

『八坂庚申堂』のくくり猿
画像:KBS京都『京都浪漫 悠久の物語』

猿は御本尊『青面金剛』の使いであると言われていて、“何か願い事をするためには自分も我慢をして祈願する”ということで、手足を縛った姿をしてるとされています。

『八坂庚申堂』へのアクセス
画像:KBS京都『京都浪漫 悠久の物語』

『八坂庚申堂』までは京阪『祇園四条』駅から徒歩およそ15分。市バスの『清水道』のバス停からは徒歩およそ3分です。

「青面金剛像」を祀る本堂

『八坂庚申堂』の本堂
画像:KBS京都『京都浪漫 悠久の物語』

『八坂庚申堂』の正式名称は『大黒山 金剛寺 庚申堂』といいます。境内の奥に建つのが本堂で、浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)によって960年に建てられたと言われています。

浄蔵貴所の像
画像:KBS京都『京都浪漫 悠久の物語』

京都西部を本拠とする秦氏が護持仏として持ち込んだ青面金剛像を、天台宗の僧であり修験者の浄蔵貴所がこの地に祀ったと伝わっています。

八坂庚申堂の青面金剛像(お前立)
画像:KBS京都『京都浪漫 悠久の物語』

今から1,000年以上前の平安時代に当代随一の修験者であった浄蔵貴所が庚申信仰の中心的な仏像『青面金剛像』を、一般の人もお参りできるようにとお堂を建てたのが始まりです。

日本最初の庚申信仰の霊場とされ、ご本尊の青面金剛像は60年に1度、庚申の年に開帳される秘仏です。

八坂庚申堂の猿
画像:KBS京都『京都浪漫 悠久の物語』

八坂庚申堂ではカラフルなくくり猿だけでなく、猿の姿が境内の至る所で目にします。何匹いるか探してみるのも面白いですよ。

文/きょうとくらす編集部

【画像・参考】京都浪漫~悠久の物語~(第1・2週 日曜日 21:00~21:55/再放送 第3・4週 日曜日 21:00~21:55) – KBS京都
※この記事は、2023年8月6日(日)放送時点の情報です。