古都として知られ、長い歴史と文化的な重要性を持つ、京都。長きにわたって日本の文化の中心地として栄えた京都にはたくさんの風物詩があります。
京都の風物詩をご紹介する『きょうとの風物詩とくらす』。今回は、冬に行われる“大根焚き”をご紹介します。
大根焚きとは?
皆さんは『大根焚き』をご存知でしょうか? 12月~2月に京都各地のお寺の境内で大根が炊かれ、参拝者に振舞われる行事です。『だいこんだき』や『だいこだき』と読みます。
大根焚きには健康増進や無病息災のご利益があるとされています。
大根はビタミンCも豊富で、免疫機能の低下を抑える効果が期待できるといわれるので、底冷えの激しい冬の京都で大根をいただくのは理にかなっていますね。
また、大根は古くから心身の毒を取り除き、痛風や諸病除けに効くとも言われてきました。
妙満寺で大根だきを味わおう
叡山電鉄・木野駅から徒歩5分の場所にある『総本山 妙満寺』も大根焚きが行われるお寺の一つ。
2023年12月3日(日)に妙満寺では、お釈迦様が悟りを開いたことへの喜びと感謝を捧げる法要である『釈尊成道会(しゃくそんじょうどうえ)』が行われ、そのお供養として大根だきが開催されます。
11時から行われ法要に参列後、大根だき・おこわがいただけ、絵馬もついてきます。電話での事前予約制です。
【詳細情報】
釈尊成道会
実施場所:京都府京都市左京区岩倉幡枝町91 総本山 妙満寺
電話番号:075-791-7171
実施日:2023年12月3日(日)
時間:【釈尊成道会】11:00~12:00【大根だき】12:00~14:00
祈願料:一人 3,000円(法要に参列しない場合も必要)
※電話にて事前にご予約ください
※大根だきの持ち帰りは不可
妙満寺通常拝観料:600円(釈尊成道会の祈願料を納めた方は無料)
肌寒い日が続きますが、大根焚きで身体を温めながら、無病息災も祈願できるとあっては是非参加したいものですね。ぜひ皆さんも一度『大根焚き』を体験してみてくださいね。
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文/きょうとくらす編集部
【画像・参考】妙満寺
※文中の価格はすべて税込みです。
※写真は過去の大根だきのものです。