【2023年-京都の紅葉スポット】早めの紅葉特集

古都として知られ、長い歴史と文化的な重要性を持つ、京都。長きにわたって日本の文化の中心地として栄えた京都にはたくさんの風物詩があります。

京都の風物詩をご紹介する『きょうとの風物詩とくらす』。今回は、京都で早めに見頃がやってくる紅葉スポットをご紹介します。

1：青蓮院門跡

青蓮院門跡（しょうれんいんもんぜき）は、古くから皇室と関わり深く格式の高い門跡寺院。天台宗総本山比叡山延暦寺の三門跡の一つで、現在は天台宗の京都五箇室門跡の一つに数えられています。

京都・青蓮院　華頂殿から庭園の眺め — 画像：やえざくら／PIXTA（ピクスタ）

八坂神社や円山公園の近くと、周囲に観光地も多く、アクセスも抜群の立地です。

粟田山を借景にその山裾を利用した趣ある池泉回遊式庭園。紅葉した木々が池に映る美しい景色を歩いて見て回ることができます。

【詳細情報】
青蓮院門跡
住所：京都府京都市東山区粟田口三条坊町69‐1
拝観時間：9:00～17:00（16:30受付終了）
拝観料：大人 600円／中高生 400円／小学生 200円

2：三千院

三千院は、大原に佇む門跡寺院。美しく一面に苔むした庭園と、境内の所々に現れる愛らしい『わらべ地蔵』でも有名です。

京都市内の観光地・中心部から少し離れており、境内も広いため、落ち着いた雰囲気の中でゆったりと紅葉を楽しむことができます。

苔の緑と紅葉のコントラストの美しさは京都の名刹の中でもひときわ際立ちます。

【詳細情報】
三千院
住所：京都府京都市左京区大原来迎院町540
拝観時間：9:00～17:00（11月 8:30～17:00／12月～2月 9:00～16:30）
拝観料：大人 700円／中高生 400円／小学生 150円

3：二尊院

嵐山の紅葉の名所として名高い二尊院。重要文化財に指定されている、釈迦如来と阿弥陀如来の2体の仏像を祀っている寺院です。

嵐山の観光中心部から徒歩でおよそ20分ほど歩いたところにあり、小倉山の紅葉も同時に楽しめます。

真っ直ぐな参道を覆うように紅葉が生い茂り、まるで紅葉のトンネルを進むのように参拝できます。

【詳細情報】
二尊院
住所：京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27
拝観時間：9:00～16:30（受付終了）
拝観料：大人（中学生以上） 500円／小学生以下無料

4：比叡山延暦寺

天台宗の総本山・比叡山延暦寺。京都と滋賀をまたぐ広大な境内は主に東塔・西塔・横川とエリアが分かれており、約150あまりの堂宇が点在します。国宝・重文も多数所蔵し、世界文化遺産に登録されています。

秋には境内ドライブウェイ沿線を、3,000本を超えるもみじが彩ります。特に横川中堂周辺の紅葉は息を吞むほどの美しさで『もみじまつり』も例年実施されています。

現在、国宝・根本中堂は大改修を行っていますが、堂内の拝観は可能。そして、根本中堂の『修学ステージ』から一般参拝者も屋根の高さまで登って工事の様子が見学できます。普段目することのできない貴重な光景を間近で見られるチャンスです！

【詳細情報】
比叡山延暦寺
住所：滋賀県大津市坂本4220
拝観時間：9:00～16:00（12月～2月西塔・横川地区のみ9:30～16:00）
拝観料：【東塔・西塔・横川共通券】大人1,000円／中高生600円／小学生300円【国宝殿（宝物館）拝観料】大人 500円／中高生300円／小学生100円