KBS京都社員がおすすめ！Cafe＆Barあやはな

京都の街歩きのひと休みに立ち寄りたい喫茶店やカフェ。昨今“レトロでエモい”とブームになっているディープなレトロ喫茶や、洗練されたおしゃれなカフェなど、京都には今と昔が調和したさまざまなお店が点在しています。

そこで、京都のローカル放送局・KBS京都の社員に「おすすめの喫茶店・カフェを教えて」というアンケートを取り、名前の挙がったお店をご紹介します。

今回は、自然に囲まれた環境で大満足ランチをいただけるカフェ『Cafe＆Barあやはな』（京都市左京区）を訪れました。

新緑を楽しみながらてくてくお散歩気分で

『Cafe＆Barあやはな』へは、叡山電車鞍馬線の『市原駅』もしくは『二ノ瀬駅』から徒歩約10分ほど。もう少し山の方へ登ると貴船神社がある、都会の喧騒から離れた静かな場所にあります。

5月半ばに訪れたところ、お店に向かう途中の道の周りにある木々の緑がとてもきれいで、青紅葉も見られました。店舗の前の道路はトレッキングやサイクリングのコースにもなっており、サイクリングをしている人とすれ違うことも。

最寄り駅から少し歩きますが、景色を眺めながら歩いているとあっという間に到着しました。
物語に出てきそうな雰囲気のあるお店へ、階段を上がっていざ入店です。

エントランスでは軽快なベルの音がお出迎え。続いてメインフロアのドアを開けると、カントリー調のインテリアがかわいい、まるでロッジのような店内が広がります。

メインフロアは中央の階段で空間が分かれており、上のフロアには広いテーブル席が1つ、下のフロアには2～4人掛けのテーブル席が5つあります。「大人数でのご来店も大歓迎です。テーブルを寄せれば10名様程度で利用することもできますよ。」と店主さん。

さらに、奥に進むとテラス席もあり、こちらはワンちゃんと一緒に過ごせるのだそう。

階段を下りた先のフロアには、黒い鉄製の薪ストーブが備え付けられているのが目を引きます。毎年12月から3月上旬くらいに訪れると薪が炊かれて、じんわりとしたあたたかさが楽しめます。

先ほどまで山沿いの道路を歩いていたのに、まるでリゾートに来たようなゆったりとした雰囲気。店内は路面より高い位置にあり、窓から見える周囲の木々の緑に癒されます。

時間の流れがゆっくりになったかのような店内では、のんびりと過ごすのがおすすめ。地元の人はもちろん、トレッキングやサイクリングの途中で休憩がてら立ち寄る人がほとんどなのだそう。

筆者のお目当ては、『農園風オリジナルスパイシーカレー（サラダ付き）』（1,200円）。お盆が運ばれてきた瞬間、そのボリュームに思わず声が出てしまいました。

器にたっぷり入ったスパイシーカレーに別添えのライス、サラダ、ランチタイムにはさらにスープがついてきて、とにかく野菜がたっぷりの体にうれしいランチセットです。

一口サイズにカットされたなすやブロッコリー、ズッキーニがごろごろ。どこをスプーンですくっても、たくさんの野菜が出てきます。

口に運ぶと、アツアツでスパイシーなルーと野菜の甘味にびっくり！　なすはふわふわでブロッコリーはコリコリなど、次々に変わる食感も楽しめます。また、野菜と一緒に入っている牛肉は、ほろほろと崩れてしまうやわらかさでした。

カレーには5～6種類のスパイスが使われているのだそう。スパイスの量を調整し、“2辛”～“10辛”まで無料で辛さを変更することができます。筆者のいただいたスタンダードな“0辛”でも、うっすら汗をかくほどしっかりと辛さがありました。

スパイスと野菜のコラボレーションによって生まれた“辛旨”の味わいは、一度食べればやみつきになるおいしさ。もちもちのライスとの相性もぴったりです。

箸休めには、これまた野菜たっぷりのサラダです。手のひらほどもある大きなボウルに盛られたサラダの野菜は日替わりで、毎回7種類は入れるようにしているのだそうです。

今回は、みずみずしいレタスや水菜などの野菜と、花びらのように散らされたグレープフルーツとオレンジ。フルーツの酸味と野菜のしゃきしゃき感で、カレーの辛さにしびれた口の中が一気にさっぱりする味わいです。

野菜たっぷりのランチをいただきながら、ふと顔を上げると窓の外の緑の木々が目に入り、心も体も満たされた気分になりました。日常を離れてリフレッシュタイムを過ごしたい時は、ぜひ訪れてみてください！

【店舗詳細】
Cafe＆Bar あやはな
住所：京都府京都市左京区静市野中町172-1
電話番号：090-3273-8739
営業時間：11:30～18:00、18:00～21:00（要予約）
定休日：月曜・火曜（祝日営業）

文／さとみ縁

【画像】さとみ縁
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