日本有数のパンの消費量が多い都市・京都に生まれ育ったパン大好きライターのみやこです。
連載『きょうとのパンとくらす』では、これまで200店舗近いパン屋さんを訪れた筆者がおすすめするパン屋さんをご紹介します。
さて、今回ご紹介するのは、オシャレで人気のベーカリーカフェのテイクアウトです。
京都らしい京町家のオシャレなベーカリーカフェ
地下鉄烏丸線・丸太町駅から竹屋町通を西へ徒歩約5分のところにある『パンとエスプレッソと京と』。2024年の3月に『パンとエスプレッソと本日の』から店名が変更されました。
風情ある京町家カフェで、京都の町並みにも自然に溶け込む佇まいです。
入口には特徴的な紅白の暖簾がかかっているので、この暖簾を目印にすると見つけやすいですよ。
テイクアウトもハイレベルなパンが並ぶ
こちらがお店に入ってすぐのところにあるテイクアウトコーナー。メインはカフェとして営業している同店ですが、このスペースだけでも小さなパン屋さんくらいの広さがあります。
店内には大きな窓からたっぷりと自然光が差し込み、その柔らかな光がパンを一層おいしそうに照らしています。
どれも形や種類も特徴的で、他ではあまり見かけないオリジナリティ溢れるパンが多い印象です。
パン以外にもコーヒーや、オリジナルのタンブラーなどの雑貨も販売されていますよ。
おすすめのパンをご紹介
今回は、筆者が特におすすめする3種類のパンをご紹介します。
(1)ムー
印象的な名前の『ムー』(400円)は、同店で定番中の定番といわれている人気の食パンです。一般的な食パンとは少し異なり、小ぶりなサイズながらも、ひと口頬張るとバターの豊かな香りが広がり、リッチな味わいを楽しめます。
ふわふわとした柔らかさに加え、モッチリとした食感が特徴で、トーストせずにそのままいただいても絶品ですよ。
(2)山椒明太子フランス
『山椒明太子フランス』(350円)は、ピリッと刺激的な山椒が効いた明太子バターをたっぷりと塗り込み、焼き上げたパンです。
モッチリとしたバゲットの表面にはもちろん、切り込みを入れて中までしっかりと明太子バターが塗り込んであるため、明太子の旨味と山椒の爽やかな辛さをパン全体で味わえます。明太子と山椒の味わいはクセになること間違いありません。
(3)濃い抹茶メロンパン
『濃い抹茶メロンパン』(300円)は、抹茶入りの生地とメロン皮で作られた、抹茶づくしのぜいたくなメロンパンです。メロン皮のほどよい甘さと、抹茶の香りやほのかな苦味が絶妙に調和し、口いっぱいに抹茶の深い風味が広がります。
使用されている抹茶は、右京区にある『八十八良葉舎』のものを使用しており、上質な抹茶の味わいが感じることができますよ。
京都らしい京町家で楽しめるパンは、どれも極上のパンばかりです。カフェスペースは人気が高く、混雑していることが多いのですが、テイクアウトは比較的スムーズに利用できますよ。みなさんも一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
【店舗詳細】
パンとエスプレッソと京と
住所:京都府京都市中京区指物屋町371
電話番号:075-746-2995
営業時間:8:00~18:00 ※カフェのラストオーダーは17時まで
定休日:不定休
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取材・文/みやこ
【画像】みやこ
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