日本有数のパンの消費量が多い都市・京都に生まれ育ったパン大好きライターのみやこです。
連載『きょうとのパンとくらす』では、これまで150店舗を超えるパン屋さんを訪れた筆者がおすすめするパン屋さんを紹介しています。
今回は、これまでの連載で紹介したお店の中から、京都市中京区にあるお店をピックアップしてご紹介します。1:まるでパリの街角のよう♡ 「ブーランジェリー リベルテ 京都寺町本店」
地下鉄東西線・京都市役所前駅から徒歩4分、寺町通を上がった静かな通り沿いに佇む『ブーランジェリー リベルテ 京都寺町本店』。
まるでパリの街角にあるかのような美しい外観です。白い壁に赤い軒先テントがアクセントとなり、京都の街中とは思えないほど、エレガントな雰囲気を醸し出しています。
京都市内でも屈指の人気店。店内には焼き立ての良い香りが漂っています。
惣菜系のパンからクロワッサン、そして食事にぴったりのパンまで、幅広い種類のパンが揃っています。サンドイッチやバゲットも充実。特にバゲットはフランスの有名店で教わったレシピをベースに作っており、外国人にも人気があります。
『シナモンロール』(320円)は、ふかふかとした一般的なシナモンロールとは違い、クロワッサンに近い生地で作っていて、全体がしっかりとした食感に仕上げられています。
一口食べるたびに口の中でシナモンの豊かな香りと絶妙な甘さが調和し、何とも言えない幸せな気分に包まれます。
【店舗詳細】
ブーランジェリー リベルテ 京都寺町本店
住所:京都府京都市中京区寺町通二条上る常磐木町65-2
営業時間:7:00〜18:00
定休日:月・火曜日
2:小さな子どもにも安心「手作りパン工房 coneruya」
市バス・七本松バス停から東へ徒歩約1分、地下鉄の場合は二条駅から徒歩約12分のところにある『手作りパン工房 coneruya(コネルヤ)』。グリーンの壁に白い窓と入口が映えた、カフェや美容院のようなオシャレな雰囲気漂うお店です。
テイクアウト用ドリンクを受け取る窓には、スタッフおすすめのパンの説明がぎっしり。スタッフの熱いパンへの想いとパンの魅力が伝わってきます。こちらのお店を訪れる際には一度目を通されることをおすすめしますよ。
棚の上には、種類豊富なパンがびっしりと並んでいます。一つひとつがとても個性的でおいしそうなだけではなく、国産小麦や自家製酵母、自家栽培の野菜など素材にもこだわっています。
並んでいるパンは比較的大きめサイズのものが多く、「家族や仲間とシェアできるように」という想いが込められています。
『パンケーキボール』(162円)は、少し小さめサイズの帽子のような形のおやつパンです。表面のクッキー生地の甘さがたまりません。
ふわふわとした食感のパンの中には、ジャリジャリとした食感のメープルシュガーが隠れており、その風味と甘さからまるでパンケーキを食べているような気分になります。
【店舗詳細】
手作りパン工房 coneruya(コネルヤ)
住所:京都府京都市中京区聚楽廻西町71-2
営業時間:8:00~19:00
定休日:不定休
3:パリでも人気「リベルテ・パティスリー・ブーランジェリー 京都店」
地下鉄烏丸線・烏丸御池駅から徒歩約5分、東洞院通を下がったところにある『リベルテ・パティスリー・ブーランジェリー京都店』。街並みに溶け込んだ広々としたお店です。
大理石調の長いカウンターに配置されたガラスのショーケースには上質なパンがたくさん並んでおり、どれもおいしそうです。
こちらのカフェスペースはとても広々としており、隣のお客さんとの距離もゆったりとれるので、モーニングやランチをゆっくりと楽しめます。
『ブリオッシュ アテット』(324円)は、その不思議な形状が特徴のパンです。卵とバターをたっぷりと使用したブリオッシュ生地に、爽やかなオレンジが練り込まれています。
ひと口食べると、ほのかに甘いブリオッシュ生地とオレンジの爽やかな風味が口いっぱいに広がります。そして、後味は心地よくスッキリとしています。この不思議な形状は、フランスの伝統的な帽子を模したものだそうですよ。
【店舗詳細】
リベルテ・パティスリー・ブーランジェリー 京都店
住所:京都府京都市中京区東洞院通六角下る御射山町273 プラウド京都東洞院1階
営業時間:9:00〜19:00
定休日:無休
4:フレンチのシェフが生み出す絶品パン「fiveran」
地下鉄烏丸線・烏丸御池駅から徒歩3分、室町三条を少し上がったところにあるベーカリー『fiveran(ファイブラン)』。周りに馴染んでいる外観のお店なので、初めて訪れる場合は、通り過ぎてしまわないようご注意ください。
高級ホテルの一角にあるベーカリーのような雰囲気のオシャレな店内。扇型の大きな棚の上にパンがきれいに並んでいます。ハード系から菓子パン、そして惣菜系まで、多彩なジャンルのパンがそろっており、どれを選ぼうか迷ってしまいます。
店内奥は心地よいカフェスペースになっており、おいしいドリンクと一緒に焼きたてのパンを味わうことができます。
『ガリチートースト』(216円)は、モッチリとしたバゲット生地の上に薄く広がるチーズが特徴の一品です。パリパリと香ばしいチーズが絶妙な塩気でパンとの相性が抜群です。一口頬張るたび、心地よい食感と濃厚なチーズの味わいが口いっぱいに広がります。
【店舗詳細】
fiveran(ファイブラン)
住所:京都府京都市中京区室町通三条上る役行者町377
営業時間:9:00~18:00
定休日:火曜日、水曜日
5:ハード系から京都風までバリエーションが豊富「ベーカリーワルダー」
阪急電鉄・京都河原町駅から徒歩約10分。六角通り麩屋町を下がったところにあるお店『ベーカリーワルダー』。公園の近くにある可愛らしい外観の小さなお店です。
木の温かみを感じる店内。四条河原町や錦市場からも近い便利な場所にあるため、いつもたくさんのお客さんでいっぱいです。こちらのお店はとにかくパンの種類が豊富。一つの棚の上にもバリエーション豊かなパンが並んでいるので、どれにしようか迷ってしまいます。
『京のおだしパン』(270円)は、かつおと昆布出汁で作った生地に桜エビを練り込んだパン。ふんわりしっとりとした生地は、一口かじるとお出汁の香りが口の中に広がります。
まるで和食を食べているような不思議な味わいは、まさに京都らしさを感じるパンで、他のお店では味わえません。
【店舗詳細】
ベーカリーワルダー
住所:京都府京都市中京区坂井町452
営業時間:9:00~19:00
定休日:水曜日・木曜日
6:リーズナブルなコーヒーと焼き立てパン♡ 「Boulangerie MoriMori」
地下鉄烏丸線・烏丸御池駅から徒歩4分、烏丸二条を東に入ったところにある『Boulangerie MoriMori(ブーランジェリー モリモリ)』。京都のビジネス街、烏丸御池からも近い場所にあるため、近くで仕事をしている方を中心に沢山のお客さんが訪れます。お店は7時半から営業しているので、観光客を中心に朝食を買い求める方にも人気なんだとか。
スペースは小さいながら、バリエーション豊富なパンが並びます。1つ1つ丁寧に個包装されているので、とても清潔感があります。
『ダマンドショコラ』(300円)は、クロワッサン生地の中に2種類のチョコレートと、アーモンドクリームが入った甘いパン。クロワッサン生地のサクサクした食感と歯ごたえのあるチョコレート、それぞれの食感の違いが心地よく、甘さも絶妙です。
【店舗詳細】
Boulangerie MoriMori(ブーランジェリー モリモリ)
住所:京都府京都市中京区仁王門町11
営業時間:7:30~18:00(売り切れ次第終了)
定休日:月曜日
7:厳選素材で生み出される極上の味わい「ライオンベーカリー」
地下鉄東西線・二条駅から徒歩2分、御池通に入ってすぐのところにある『ライオンベーカリー』。山科で大人気の『ライオンカフェ』が監修するパン屋さんです。心温まるナチュラルな雰囲気を漂わせる、まるで絵本から飛び出したような可愛らしいお店です。
棚の上には北海道産小麦や国産バターを使用し無添加生地で作るこだわりのパンが並び、手書きのPOPが温かみを感じさせます。何だか心が癒されますね。
店の奥には、イートインスペースも用意されているので、お店の中でゆっくりと焼き立てのパンを楽しむことができます。
『ふわふわドーナッツ』(180円)は、とてもシンプルながら、表面はカリッと揚がり、中はふんわりとしています。
シュガーの甘さがたまりません。シンプルながらも高いクオリティを誇るこのドーナッツは、おやつにぴったりですよ。
【店舗詳細】
ライオンベーカリー
住所:京都府京都市中京区西ノ京京職司町26-9
営業時間:9:00~16:00 ※売り切れ次第閉店
取材・文/みやこ 編集/きょうとくらす編集部
【画像】みやこ
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