日本有数のパンの消費量が多い都市・京都に生まれ育ったパン大好きライターのみやこです。

連載『きょうとのパンとくらす』では、これまで200店舗近いパン屋さんを訪れた筆者がおすすめするパン屋さんをご紹介します。
さて、今回ご紹介するのは、二条城からもほど近い地元で長年愛され続けるパン屋さんです。
二条エリアの頼れる存在! 町のベーカリー

地下鉄・二条駅から徒歩約7分、千本通から竹屋町通を少し東へ入ったところにある『パン工房 マーマン 本店』。1993年の創業以来、地元の方々に親しまれているベーカリーです。ブラウン系の落ち着いた外観に、ガラス張りで中の様子がうかがえるオープンな雰囲気が魅力的ですね。

気取らない佇まいが、地域に根差したお店であることを感じさせます。朝7時から開いているので、通勤・通学前や、朝のお散歩ついでに立ち寄れるのも嬉しいポイントです。
毎日通いたい♡ 選ぶのが楽しい豊富なラインアップ

店内はこぢんまりとしていますが、棚にはたくさんのパンがずらりと並びます。惣菜パンや菓子パン、サンドイッチ、ハード系までとにかく種類が豊富で、毎日通っても飽きなさそうです。

手書きの黒いプライスカードにパンの特徴が添えられているのも温かみがあって素敵ですよね。全体的にお値段が手頃なのも大きな魅力。地元の方が普段使いするのにぴったりですね。

人気商品は午前中に売り切れてしまうこともあるそうなので、お目当てのパンがある方は早めの時間に行くのがおすすめですよ。
おすすめのパンをご紹介

今回は、豊富なラインアップの中から、どこか懐かしさを感じる定番パンと、ちょっと個性的なパンを選んでみました。
(1)クリームぱん

『クリームぱん』(172円)は、同店で一番人気のパン。つやつやのパン生地の中には、自家製のカスタードクリームがたっぷり。ぽってりとしたカスタードは、卵のコクを感じる優しい甘さ。ふわふわのパン生地との相性も抜群で、どこか懐かしい味わいに心が和みます。
子どものおやつにもぴったりな定番のおいしさです。
(2)超ロングウィンナー ハーフ

『超ロングウィンナー ハーフ』(216円)は、長いウィンナーをまるごと生地に包んで焼き上げたパン。「どこを食べてもウィンナー!」の言葉通り、最初から最後までジューシーなウィンナーが楽しめます。
パン生地もウィンナーに負けず、しっかりとした食べごたえがあり、朝食や軽食にもぴったりですよ。
(3)明太ポテト おやき風

『明太ポテト おやき風』(324円)は、和のテイストを取り入れた惣菜パンで、丸くて平たいかたちが、おやきを思わせるユニークなパン。
もっちり食感の白い塩生地の内側には、爽やかな香りの大葉が一枚敷かれています。生地の中には、なめらかなポテトペーストとピリッと辛い明太子を混ぜ合わせたフィリングがたっぷり。明太子のピリッとした辛さとポテトの優しい味わいに、大葉の風味が絶妙なアクセントを加えていて、この和の組み合わせがたまりません。
フィリングがたっぷり入っているので、見た目以上に満足感がありますよ。
店舗詳細
パン工房 マーマン 本店
住所:京都府京都市上京区竹屋町通千本東入聚楽町863
電話番号:075-822-6450
営業時間:7:00~15:00
定休日:日曜日・祝日
ライター・みやこのひとこと
二条エリアで30年以上愛され続ける『パン工房 マーマン』。気取らない雰囲気と種類の豊富さ、そして手頃な価格が魅力で、まさに“毎日の暮らしに寄り添うパン屋さん”といった印象でした。
朝早くから開いているので、忙しいパパ・ママの強い味方になってくれそうです。皆さんもぜひ一度、足を運んでみてくださいね。
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