KBS京都で放送中の『谷口流々』。
谷口キヨコが、京都を中心に活躍する人々の仕事現場に足を運び、十人十色の人生哲学を紐解いていきます。
2024年7月6日(土)の放送では、民族楽器店の店主・小泉雅喜さんに話を伺いました。
Profile:民族楽器店 店主・小泉雅喜さん
今回ご紹介する小泉さんは、寺町専門店会商店街にある『民族楽器コイズミ』の店主です。
お店には、昔から変わらない伝統的な楽器から現代に合わせて進化してきたものまで、世界中から集めた民族楽器が並んでいます。
ジェンベ(ジャンベ)やタングドラム、アサラトなど、実際にお店に並ぶ民族楽器に触れることもできるそうです。
質の高い民族楽器を届ける
お店は祖父・孝一さんにより1948年に創業されました。当時は、フォークギターやエレキギターが置いている中に加えて民族楽器も展開されていたそうです。
物心ついたときから、楽器に囲まれた生活が当たり前だった小泉さんは、一般的な社会を学ぶために5年半ほどサラリーマン経験を経て、1998年から未経験ながら家業へ入ることになります。
祖父から母へ代替わりするとき、民族楽器専門で扱うお店に様変わりしたそう。日本にある輸入雑貨販売業者からおもしろい楽器を仕入れて販売していました。
当時は楽器自体の知識がそこまで詳しいわけではなかったため、プロの奏者さんたちから学ぶことも多かったそう。
よりクオリティの高い商品をお客さんに届けるために、小泉さん自身が直接海外へ出向き買い付けに行くようになります。
最初に訪れたのはインド。タブラの演奏者さんに同行し、さまざまな工房を教えていただいたそうです。
現在では、現地から仕入れたものをより高い質で届けるためにメンテナンスも行っている小泉さん。
例えば、タンザニアから仕入れたばかりのカリンバ。
「ちゃんとした状態でお客様の手に届いてほしい。」という思いから、お店では楽器の販売だけではなく、修理やメンテナンスも行われています。
楽器でつながる
様々な民族楽器を扱うため、知識や勉強が必要なことも多いとのことですが、普通なら出会えないミュージシャンと楽器の話ができることや、お客さんに喜んでもらえることを励みに日々邁進しているそうです。
小泉さんを表すことば
今回の“小泉さんを表すことば”は、『楽じゃないけど楽しい』です。
多種多様な知識を使いながら、これからもたくさんの民族楽器を広めていってほしいですね!
【詳細情報】
民族楽器コイズミ
住所:京都府京都市中京区寺町通り姉小路上る 下本能寺前町518
電話番号:075-231-3052
営業時間:11:00〜20:00
定休日:火曜日 ※祝日は営業
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【画像・参考】谷口流々(毎週土曜日9:30~10:00) – KBS京都
※この記事は、2024年7月6日(土)放送時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。