「頑張りすぎないマネープランで夢の実現を!」がモットーのCFP(R)認定者(ファイナンシャル・プランナー)・八束和音です。

連載『FP八束の「お金とくらす」』では、子育て世帯が知っておきたい“お金にまつわる知識や情報”をご紹介します。
子どもが入学や進級などを迎える、4月はさまざまな節目となるタイミング。入学や進級に伴って、さまざまなお金が必要となる時期でもあります。
直前に慌てることのないよう、しっかりと準備しておきたいですね。そこで今回は、入学・進級などのタイミングで必要となる『隠れ教育費』についてお伝えします。
入学時にかかるお金

入学金や授業料など、学費については事前に調べて用意されている家庭も多いのでは。しかし、子どもの入学や進学時にかかる『隠れ教育費』は、意識していない家庭も多く、意外に見落とされがちです。入学時に必要になるものとして、制服や体操服、体育館シューズや上履き、ランドセルや指定の通学鞄などを揃える必要が。また、遠方の学校に通う場合には、定期代やスクールバス代などの交通費も必要になります。
さらに『隠れ教育費』とは性質が異なりますが、制服がない小学校に入学する場合、子どもの入学式用のフォーマルウェアや、パパやママのスーツの新調が必要になることも。とりわけ第一子の場合には、兄姉のものを再利用する…といったことが難しいため、出費は大きくなりがちです。あらかじめ、どれだけお金がかかりそうかイメージしておきたいですね。
進級にかかるお金

進級するタイミングも何かと物入りです。ノートなどの文房具の買い替えや、サイズが合わなくなった体操服や上履きなどを新しくする必要も。さらに学年によって、楽器や裁縫道具、製図や美術に必要な道具などの購入も必要になります。自分が子供の頃を思い出すと、新しい学年で手にするものにわくわくしたことを思い出します。また、修学旅行費に関する支払いなどがある学年では大きな出費となるため、いくらになるのかあらかじめ情報収集をしておきましょう。
文部科学省の「子どもの学習費調査(令和5年度)」によると、公立小学校の「学校教育費」は一年間で74,336円、公立中学校は150,761円という金額に。公立の学校では授業料や施設整備費などはかからないことを踏まえると、かなりの『隠れ教育費』を負担していることがわかります。内訳のうち、最も負担が重いのが「学校・執権実習材料費」、次に「通学用品費」が続きます(表1参照)。

「隠れ教育費」にどう備える?

このような様々な学校教育費(隠れ教育費)には、どう備えればよいのでしょうか?子供へのお祝いや『児童手当』を利用するという考え方もありますが、これらは最も大きなお金が必要となる高校卒業以降の費用に充てたいもの。できれば日々の家計の中で、やりくりするのが理想です。
あらかじめ出費が見込めるものなので、家計に影響を与えないよう月々3000円でも5000円でもよいので『児童手当』とは別に、子どもの出費に備えるお金として貯めておくと安心ですね。ちょこちょこと使う可能性があるため、『普通預金』など引き出しやすい形にしておくことをお勧めします。
FP・八束のひとこと
子どもの成長はパパやママに取ってうれしいものである反面、色々なお金がかかります。
イメージしている教育費以外にも負担があることを意識して、ちょっとした備えを作っておくことを心がけて下さいね!
文/八束和音(CFP認定者)
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