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物価上昇で家計が苦しい…FPが教える「食費の節約方法」

さまざまな物の値上がりを耳にするこの頃。スーパーのレジに行って会計をする度に、実感している人もいるのではないでしょうか。

このような状況下で少しでも食費を節約するコツについて、FPである筆者がご紹介します。

物価はどれくらい上がっているのか

画像:Ystudio/PIXTA(ピクスタ)

総務省が公表した2023年8月の『消費者物価指数』によると、私たちの生活に直結する『食料』の値段は前年同月比で8.6%も上昇。

とりわけ上昇幅が大きいのが『乳卵類』で、なんと21.4%も値上がりしています。「昨年250円で買えていた卵1パックが、300円以上になっている」とイメージすると、インパクトの大きさがわかるのではないでしょうか。

この10月にもさまざまな食品の値上げが予定されています。庶民の味方である“第3のビール”は酒税の引き上げにより350ミリリットル1缶あたり、およそ9円値上がりする見込み。その他、ペットボトル飲料や、オリーブオイルやハム・ソーセージの加工食品なども値上げされる見通しです。

食費の平均は?

画像:takeuchi masato/PIXTA(ピクスタ)

しかし、「食費が家計を圧迫して日々の生活が苦しい……」とため息ばかりついているわけにもいきません。この機会にしっかり節約を考えていきたいですが、「そもそも適正な食費の水準はいくらなの?」と疑問を持つ人もいるのでは。

まずは、一般的な食費の目安を知り、その水準と比べて現状がどうかをチェックしてみるとよいでしょう。

総務省の『家計調査年報(2022年)』によると、単身世帯の食費の平均は月43,276円、二人以上世帯の平均は月81,888円となっています。ここで注意したいのがデータの平均の数字は、金額の大きな世帯の影響を受け大きくなりがちであること。「平均以下だったら大丈夫」というものではありません。

適正な金額は家族数や手取りの収入によっても、大きく変わります。一般的な食費の目安は、手取り収入の20%まで。

例えば、夫婦の収入を合わせると手取り月収30万円という家庭なら6万円が目安となります。手取り月収から、我が家の食費の目標値をイメージしてみてください。

食費の節約方法3選

画像:shimi/PIXTA(ピクスタ)

(1)週単位で予算を決める

食費を節約するポイントの1つが、週当たりの予算を決めてまとめ買いをすること。“1か月あたり”ではなく“1週間あたり”の予算を決めて、その範囲での買い物を心がけるよいでしょう。

例えば、1か月の食費の予算が6万円という場合、予備費として1割ぐらいを取り分けます。1か月が4週だとすると残り54,000円を4で割った、週13,500円を目安に、1~2回買い物をするイメージです。

(2)割引デーの活用

食費を抑える上で上手に活用したいのが、スーパーなどの割引デー。クレジットカードを利用すると決まった日が5%オフになるなどお得な日の買い物を習慣にして、日持ちがする食品をまとめ買いするのがおすすめ。

しかし、割引デーだからといって、たくさん買い込んでしまっては意味がありません。普段通りの買い物を心がけましょう。

(3)スーパーでの買い物を中心に

手軽なお惣菜も充実しているコンビニエンスストア。便利な反面、1つひとつの商品が割高なので、利用は最低限にしましょう。

例えば、週3回コンビニに出かけ1回につき800円の買い物をするだけ、1か月で1万円近い出費に。なるべくコンビニの利用は避け、スーパーを中心に献立を工夫しましょう。

家計の中でも大きな支出割合を占める食費。私たちの健康を支える源でもあるので、節約しすぎるのもNGです。栄養のバランスを考えつつ、まとめ買いや割引デーの利用などで、上手に節約していきたいですね。

文/八束和音(CFP認定者)

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【画像・参考】PIXTA(ピクスタ):mits/Ystudio/takeuchi masato/shimi
2020年基準 消費者物価指数 全国 2023年(令和5年)8月分 – 総務省
家計調査年報(家計収支編)2022年(令和4年)結果の概要 – 総務省
酒税改正(平成29年度改正)について – 財務省

※この記事は2023年10月に制作しています。最新の情報はウェブサイトとあわせてご確認ください。