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葵祭を全国に届けたい!クラウドファンディングでLIVE配信に挑戦【京都市上京区】

今から約1400年前に始まったとされる賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)の例祭で、京都三大祭のひとつに数えられる『葵祭』。源氏物語の車争いのシーンにも登場し、京都を代表する祭です。

斎王代が都大路を巡行する『路頭の儀』は毎年5月15日に行われ、まるで平安絵巻さながら、雅な雰囲気を今に伝えています。京都が誇る葵祭を後世に継承していこうと、地元放送局・KBS京都が初めてクラウドファンディングに取り組んでいます!

平安時代からつづく葵祭

画像:葵祭行列保存会

『葵祭』は日本三大勅祭のひとつでもあり、平安時代以来、国家の安泰や国民の安寧を祈る国家的な行事として行われてきました。5月初旬からさまざまな行事(前儀)が行われますが、日本の祭のなかでも数少ない「王朝風俗の伝統が残されている」のが特徴で、特に5月15日に行われる「路頭の儀」(行列)は、平安装束を身に着けた人約500名・馬約36頭・牛4頭・牛車2台・輿1丁が京都御所から下鴨神社・上賀茂神社までおよそ8キロもの距離を練り歩きます。

画像:葵祭行列保存会

この行列が行われる5月15日は、荒天などの理由を除けば変わることはありません。日程を優先する京都の祭は平日に開催されることも多く、京都の祭を観たいが日程や場所の制約により観覧できない人も多いという現実があります。 祭に関わる人は、仕事や家庭の用事をやりくりして葵祭の催行に関わっています。京都市内に住んでいる人はまだしも、他府県に勤めている人は祭りのために仕事を休むとなると職場の理解が得られにくいこともあるとか。

そこで、地元放送局KBS京都が、地元の放送局として京都の伝統文化を伝え支える責任があると考え、LIVE配信を通じ、京都の祭という伝統文化を全国に向けて発信していくためプロジェクトを発足しました。

KBS京都初挑戦!クラウドファンディング

画像:KBS京都

KBS京都は、1951年(昭和26年)に民間放送初の予備免許を取得し、ラジオ放送を開始。1969年にはテレビ放送も開始しました。地域密着をモットーにニュース・スポーツ・情報番組を中心に制作してきました。また、BS放送局との共同制作で『祇園祭』や『京都 五山送り火』など、京都を代表する祭や行事を生中継で全国に放送しています。

今回の『葵祭』もテレビ番組として放送を試みてきましたが、高額な制作費がかかるため、現状ではその他の祭や行事を番組制作・発信できておらず、役割を満足に果たせていない現状がありました。

画像:KBS京都

そこで放送の形にこだわらず、どこにいても映像を視聴できる、‟LIVE配信”で葵祭を見てもらい、平安から続く祭の継続を目指しクラウドファンディングを活用することにしました。

葵祭を堪能できる返礼品も

クラウドファンディングは、2,000円から参加することができます。葵祭LIVE配信はもとより、限定のオリジナルグッズもあります。京都で見るならラグジュアリーな体験を、そうでなくても葵の模様が入ったグッズや季節限定のお菓子があれば、葵祭の風情をより味わえます。

画像:ダーワ・悠洛 京都

京都鴨川のほとに佇むバンヤンツリーグループのブティックホテル「ダーワ・悠洛 京都」の葵祭特別プラン。葵祭行列保存会会長 猪熊兼樹氏による特別レクチャーと有料観覧席チケットが付いたアフタヌーンティープランです。

画像:SOO -ソマル-

葵祭LIVE配信企画限定 京友禅スマホ拭き「おふきmini」(葵祭ver.)/SOO -ソマル-京友禅ブランド「SOO-ソマル-」が手掛ける、絹にこだわり作った京友禅のスマホ拭きです。今回のプロジェクトのために作った限定デザインです。

画像:KBS京都

京都の銘菓店による葵祭にちなんだお菓子3種セット/下鴨神社 
①葵之菓(きのか):下鴨神社限定下鴨神社「授与所」内でしか販売されていないお菓子。
②賀茂葵:賀茂葵 葵の文様を最高級の丹波大納言小豆で京都らしい菓子に仕上げました。
③葵もなか:丁寧に炊き上げた丹波大納言小豆の粒あん(スタンドパック入り)とフタバアオイの形をした香ばしい最中種(2組-4枚)をセットにしています。

画像:KBS京都

返礼品は全部で18種類。詳しくは、クラウドファンディングサービス「READYFOR」のサイトから『葵祭LIVE配信プロジェクト』をご覧ください。

クラウドファンディングは4月30日まで

LIVE配信の実現には一人ひとりの協力が必要です。葵祭をいまの世に伝え、後世に引き継ぐためにご支援をお願いします。

クラウドファンディングの支援はこちらから。
事業の趣旨、支援内容をご理解の上、手続きを進めてください。

【詳細情報】
タイトル: 京都三大祭「葵祭」全国LIVE配信を通じ、文化を未来へつなぎたい
URL  : https://readyfor.jp/projects/aoimatsuri
目標金額: 380万円
募集期間: 受付中〜2024年4月30日(火)
形式  : 通常型/All or Nothing形式
※All or Nothing形式は、期間内に集まった支援総額が目標金額に到達した場合にのみ、実行者が支援金を受け取れる仕組みです。
後援  : 京都市観光協会

<資金の使い道>
目標金額380万円のうち120万円をインターネットLIVE配信番組制作費に使用。葵祭行列協賛会への協賛は、クラウドファンディング手数料・制作運営費用・リターン費用など掛かる経費を差し引いた分で行います。

<実施内容&スケジュール>
インターネットLIVE配信:2024年5月15日(水)※路頭の儀当日
葵祭行列協賛会への協賛:2024年8月末予定
リターンの配送:2024年10月末完了予定

インターネットLIVE配信について
2024年5月15日(水)に行われる葵祭のハイライト「路頭の儀」行列をLIVE配信することを中心にVTR・テロップ・解説を交え葵祭の模様をお届けします。

取材・文/きょうとくらす編集部
【画像・参考】葵祭行列保存会/ダーワ・悠洛 京都/SOO -ソマル-/KBS京都/きょうとくらす編集部