悠久の歴史を持つ京都。和食のイメージが強いかもしれませんが、実はおいしくて魅力的な洋食店がたくさんあります!
そこで、京都のローカル放送局KBS京都の社員に「おすすめの洋食店を教えて」とアンケートを取り、名前の挙がったお店をご紹介します。
今回ご紹介するのは、京都市上京区にある『キッチン ゴン 西陣店』。ぜひチェックしてみてくださいね!
レトロな雰囲気の店舗は家族連れにもおすすめ
京都市営バス『堀川下立売』のバス停から徒歩約5分、下立売通沿いにある『キッチン ゴン 西陣店』。もう少し西に行くと公園もあり、閑静な住宅街の中にあります。昔ながらの洋食店の雰囲気が漂う店舗は、白地に店名が書かれた看板が目印です。
1970年、京都市上京区椹木町通日暮で権藤氏が創業した『キッチン ゴン』は何度か移転し、2001年にこの場所へ。2019年には本店を六角店へ移し『キッチン ゴン 西陣店』はフランチャイズ店になりましたが、今でも長く通う常連さんでにぎわっているのだそう。
KBS京都の社員アンケートでも名前をあげた人が多く、「現場にいたころ出前で洋食といえばキッチンゴンでした」や「懐かしさのある安定の味」などの意見がありました◎
L字型の店内には、入口すぐのカウンターに8席、奥のフロアにテーブル席が4つあります。カウンター席は目の前が厨房となっており、料理ができる様子も楽しめます。
ランチ・ディナーともに地元の人を中心にサラリーマンや家族連れのお客さんが多く、キッズチェアも用意してありますよ。
ご飯の量とソースが選べる「定番ピネライス」
同店が考案した『定番ピネライス』(930円)は、一皿にチャーハンとカツをのせて、オリジナルソースをかけたメニュー。
創業当時は高価だった洋食を、手軽にお腹いっぱい食べて欲しいという想いから生まれた『ピネライス』。創業者の先代店主がフランスでの修行中、師匠から言われた“小さく”という意味の“フィネ”がスラングで“ピネ”と聞こえたことが名前の由来だそう。
KBS京都の社員アンケートでは「なんといっても京都B級グルメ・ピネライス! 特にガーリックがおすすめ! ソースは洋食店ならではのデミソース派」との声がありました。
注文時にはご飯の量とソースの種類を選びます。ご飯の量はスモールサイズ(250g)、レギュラーサイズ(350g)、ビッグサイズ(500g・追加料金150円)の3種類。スモールサイズだと、レギュラーサイズの価格のままミニサラダがセットになります。
また、ソースは特製カレーソースかデミソースの2種類から選択可能。カレーソースは『ピネライス』と同様、開発当時からほぼ変わらないレシピだそう。辛いものが苦手な人にはデミソースがおすすめです。
それぞれで食べ合わせても◎ まるで“大人のお子様ランチ”
筆者は、レギュラーサイズとカレーソースの組み合わせで注文しました。『ピネライス』が盛られたプレートは顔の大きさほどもあります。コーンスープと付け合わせのキャベツ、福神漬けもセットです。
ビーフカレーのいい香りが食欲をそそります。じんわりとくる辛さで、後からピリピリとした刺激が追ってきました。しっかり風味が残りながらも、さっぱりとした食べ心地です。
ロース肉を使用したカツは手のひらサイズで食べやすいよう切り分けてあります。衣はカリカリ、中は柔らか。さらに、簡単にかみ切れる薄さなのであっさりと食べられます。
カツとカレーの下に隠れたチャーハンにも注目。卵、ハム、玉ねぎといったシンプルな具材で、そのまま食べても香ばしくておいしいのですが、カツやカレーとも相性ぴったり。
量があるものの、「カレーと一緒に食べるとカレールーが足りない」というお客さんもいるのだとか。
チャーハン、カツ、カレーソースそれぞれが主役級でありながら、バランスが絶妙な『定番ピネライス』は、まるで大人のお子様ランチ! ぜひお腹を空かせて行ってくださいね。
【店舗詳細】
キッチン ゴン 西陣店
住所:京都府京都市上京区下立売通大宮西入浮田町613
電話番号:075-801-7563
営業時間:【月~金曜日】11:00〜15:00(L.O.14:20)/17:00〜21:00(L.O.20:20)【土日祝日】11:00~21:00(L.O.20:20)
定休日:水曜日
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文/さとみ縁
【画像】さとみ縁
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