冬の空気がきゅっと澄みわたるころ、京都にもゆっくりと年の瀬の気配が漂いはじめます。台所におだしの香りがふわりと立ち上ると、忙しさの中でもふっと肩の力が抜けますね。
鴨や九条ねぎを使った温かい一杯は、このまちの冬の風物詩でもあります。家族で「そろそろおそば、どうする?」と話し始めると、いよいよ一年が締めくくられる実感が湧いてきます。
今回は、京の老舗が手がけるだしジュレを使い、手軽なのに本格的な味わいに仕上がる年越しそばをご紹介。大人も子どもも食べやすいレシピをぜひチェックしてみてくださいね!
手軽で本格的な味を楽しめる「うね乃」

鰹節や昆布、乾しいたけなどの天然素材を丁寧に扱い、昔ながらの方法で“やさしいおだし”を生み出してきた『うね乃』。素材そのもののおいしさを大切にし、化学調味料に頼らない澄んだ味わいが魅力です。なかでも人気のゼリー状の万能『だしジュレ』は、封を開けて水に溶かすだけで本格だしが完成する優れもの。うどんやそば、煮物はもちろん、年越しそばのつゆづくりにもぴったりです。忙しい年末でも手軽に使えて、ほっとする京都の香りと深い旨みが広がります♡
材料(2人分)
- そば … 2玉
- 『うねの』万能だしジュレ … 2個
- 水 … 500ml
- 九条ねぎ(小口切り) … 適量
- 七味唐がらし … お好みで
- 鶏モモ肉 … 100g
- 塩…少々
- あげ…適量
- 柚子皮…適量
作り方
(1)材料の下準備
鶏もも肉は軽く塩をふって少し置き、出てきた水分をキッチンペーパーで拭き取ります。余分な黄色い脂身を取り除くと、臭みがなくすっきりとした味わいに。食べやすい一口サイズに切っておきます。そばは、さっと湯通しして水気をしっかり切っておきます。
(2)お出汁を作る

鍋に水とだしジュレを入れ、中火で温めながら溶かす。沸騰直前で火を弱め、塩を少々入れて風味をやさしく引き出す。
(3)そばを温める

だしジュレの鍋に鶏モモ肉を入れ、火が通ったらそばを加えて少し煮る。
(4)器に盛りつける

器に入れ、最後に葱と柚子皮を乗せて出来上がり。
(5)仕上げ

お好みで山椒のきいた七味唐がらしをふる。『長文屋』の七味唐がらしは、購入時に自分好みで配合できるので、お好みの辛さで七味唐辛子が作れますよ◎
ライター・ミヤザキカレンダーのひとこと
京都の年越しそばといえば、鴨を使うのが定番ですが、今回は子どもも食べやすいように鶏もも肉でアレンジしました。うね乃のジュレを使えば、手軽なのにしっかり本格派の味わいに。仕上げに大人は山椒七味をひとふりすると、ぐっと京都らしい余韻が広がります。
そばを食べて一年の厄を落とし、“細く長く、健やかに”と願う。そんな年越しそばのいわれを思いながら、家族で迎えるひとときが、やさしい時間になりますように。
関連記事:だしが染みる京あげが主役! 手軽に仕上がる時短おでん【京都ママのおすすめレシピ】文/ミヤザキカレンダー
【画像】ミヤザキカレンダー
※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
