KBS京都で放送中の『きょうとDays』。
今回は、2023年8月10日(木)に放送された『ふるさと Days』コーナーから、城陽市の国道沿いにある人気のバッティングセンターをご紹介します。
地元の人々に愛されるバッティングセンター
城陽市の国道24号線沿いにある『バッティングセンターJoy』。
以前からここにあったバッティングセンターを引き継いで、3年前にオープンしました。
マシンは8台あり、200円で28球に挑戦できます。常連からふらりと立ち寄る人まで、様々な人が訪れるそうです。
ママや野球部の少年、80代の常連さんまで、個性豊かな利用客
お子さんと訪れていた内田貴子さんは、「バッティングセンターが好きやったんで、何年かぶりに訪れました。子どもよりまだ打てますね。もう一回入れたら、もっと打てるわ」と笑顔です。
83歳の岩井秋夫さんは、週に一回はここを訪れるという常連さん。お話を聞いてみると、古希野球のチーム『宇治オールディーズ』でプレーしているのだそう。
「ここができた時から通っています。もう25年くらいになるかな」と岩井さん。
80歳の時に病気を患い2、3年のブランクがありましたが、去年の春から野球を再開。玉拾いから徐々に復帰していったのだそうです。
「目標は、どれだけやれるかだけですね。一年勝負じゃなしに、半年勝負です」と、今後の意気込みを語ってくれました。
硬式球をかっ飛ばすのは、こちらも常連の中学生です。
将来の夢を尋ねると「プロ野球選手です」と話してくれた、中学2年生の森橋星心くん。
一緒に来ていた父の恵司さんは「僕は全然野球できないんです。トンビが鷹を産んだような感じで。息子はなんでこんなことができるんやろうと、不思議に思っているくらいです」とはにかみます。
そんなお父さんの疑問に、「わからないです。でもやりたいという気持ちがあったから、できたんやと思います」と星心くん。
「プロ絶対行くんで、応援してください。お願いします!」と、眩しい笑顔を見せてくれました。
一方、初心者もバットを握れば真剣勝負です。
「ほぼ初めてです。案外難しかったけど、楽しかったです」と、ひよりさん。「いい汗かいた! でも次はスニーカーで来ようと思います」と、ゆうこさん。
声をそろえて「また来ます」と話してくれました。
夕方になると、硬式球のバッターボックスが埋まり始めます。その中に、真剣な眼差しで黙々と球を打ち続ける女の子がいました。
平野凛々さんは、女子野球部に所属しているのだそう。
「夏休みの3連休のオフがあったので、暇で来ました。公式戦(夏の大会)は一回戦負けであんまりだったんですけど、自分が打席に入った時は2ベースヒットが打てたので、めっちゃ嬉しかったです。普段はあまり打てないので、余計に」と、こちらも笑顔。
「自分のチームはあまり強くはないんですけど、甲子園に行きたいと思っています。個人の目標は、今年は2ベース打てたので、次は3ベース、頑張りたいです!」と、元気に話してくれました。
訪れる人たちの成長を見守る場所
「向こうのマシン室から皆さんが打っているのを見ながら、心の中で応援しています」と話すのは、こちらのバッティングセンターの店長さん。
「よく来てくれる子だと学年なんかもわかっていますし、胸にある学校の名前を見て戦績を調べたりして最後の夏っていう子も多かったので、応援していました。子どもたちを見ていると、楽しいですね」と店長さん。
老いも若きも思いっきりバットを振って白球を打ち返す、夏のバッティングセンター。
老若男女が集まり、それぞれの夢や目標に向かって楽しんだり努力したりする姿は、眩しく見えますね。皆さんもぜひ、バッティングセンターで思いっきり体を動かしてみてはいかがでしょうか。
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文/ななえ
【画像・参考】きょうとDays(毎週月~金曜日17:35~18:00) – KBS京都
※この記事は、2023年8月10日(木)放送時点の情報です。詳しくは店舗へお問い合わせください。