四条烏丸から西へ1筋入り北へ200メートルほど進むと、東側に見えてくるレトロな建物。今は閉校となった明倫小学校の跡地を創作活動や展示スペースとして活用している『京都芸術センター』が現れます。
この場所が、会社のお昼休憩や仕事終わりのリフレッシュに人気を集めています。
アートが生まれる空間でゆっくりと
四条烏丸のオフィス街でバリバリ働き、お昼休憩にパン屋さんでお買い物。店内にイートインスペースはない……。そんな時、京都芸術センターの校庭など屋外にあるベンチが休憩に使えます。
※廊下のベンチ等、館内での飲食はできません。
※校庭(グラウンド)は利用できません。
ベンチに腰掛け、パンをかじる。街中とは思えないくらい穏やかな雰囲気。館内では、大きな絵を描いているアーティストや、ダンサーの練習風景が見られます。
陽だまりの中に、アートが生まれようとする躍動を感じる午後の風景。京都芸術センターに来る理由は様々。館内には、今も自治会の町会所や消防団など、地域の暮らしと建物が共存しています。
仕事帰りに展示を見に行く
「芸術には興味があるけれど、平日は仕事で見に行けない」という方に朗報です。京都芸術センターでの展覧会は、夜20時まで開催。入場無料の展示が度々開催されているので、気負わずに入れますね。
ギャラリーにはボランティアスタッフがいらっしゃいます。作品について聞いてみたいことがあれば声をかけてみてください。もしかしたら、鑑賞のヒントを教えてもらえるかもしれませんよ。
20時まで営業!「前田珈琲 明倫店」
アートを鑑賞したら、ご飯を食べて帰りましょう。
京都芸術センターの1階にある『前田珈琲 明倫店』は、店(教室)の中に巨大なタワー!?がそびえたっています。その壁の中には、バレーボールや水道の蛇口やボルダリングの持ち手のようなものが埋め込まれ、アートな空間に。
珈琲はもちろん、お料理も美味しいので、芸術鑑賞した後ゆっくり余韻に浸りましょう。
図書室 情報コーナー
1階の図書室には、美術、音楽、演劇、ダンス・舞踊、伝統文化・芸能、京都に関する書籍や記録映像などが約4,000点公開されています。オシャレなビジュアル本などもたくさんありますよ。
貸出、複写、撮影はできませんが、室内で本を読んだり、視聴ブースで映像を観たりしてゆっくり過ごすことができます。
情報コーナーには、日本全国からギャラリー、美術館、博物館、劇場などのチラシやフライヤーが届きます。“デジタルの時代”とはいえ洗練されたデザインのチラシは紙で持っておきたいもの。
デザイン重視でチラシを見ていたら、新しいアート体験のきっかけになるかもしれませんね。
玄関前にいる『二宮金次郎』像。季節によって装いも様々。いつ来てもあなたをお出迎えしてくれます。
【詳細情報】
京都芸術センター
住所:京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
開館時間:【ギャラリー・図書室・情報コーナー】10:00~20:00【カフェ】10:00~20:00(L.O.19:30)【制作室・事務室】10:00~22:00
休館日:12月28日から1月4日
※設備点検等のため臨時休館することがあります。また、図書室についても休室日がありますので、公式ホームページなどでご確認ください。
※公演やワークショップなどイベントにより有料。各イベントの料金は公式ホームページ等でイベントスケジュールをご覧ください。
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文/きょうとくらす編集部
【画像・参考】きょうとくらす編集部/Co-program2023カテゴリーB採択企画展覧会『Ground Zero』(2023年/京都芸術センター) 撮影:松見拓也
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