七味作り体験の写真
お出かけ・買い物

子どもと一緒に夢中になれる♡ 京山城屋の「七味作り体験」【京都市東山区】

京都には、日本人に馴染み深い文化や食べ物がたくさんありますよね。“七味”も日本食に欠かせないものの一つではないでしょうか。

今回、『京山城屋』の『七味作り体験』に参加してきました。七味の美味しさや味わいのポイントを交えながらレポートします。

全国の乾物が揃う「京山城屋」

京城山屋の外観
画像:ikeari

『京山城屋』は、京都市東山区の五重塔が見えるところにあります。旨味深い和の味や、食の伝統を100年以上発信してきました。日本各地にある最高の産地から、最良の素材のみを取り揃えている乾物専門店です。

通信販売も行っているため、気になった方はチェックしてくださいね。

店内で販売している商品の写真
画像:ikeari

『七味作り体験』のほか、乾物を使った『おばんざい料理教室』も開催しています。基本メニューやアレンジメニューといった、2種類コースがありますよ。

大人も感動する美味しさ「七味作り体験」

京城山屋の看板
画像:ikeari

『七味作り体験』(2,000円)は、唐辛子など香辛料の粉を混ぜたりゴマを擦ったりします。指示した通りに作業できる年齢から体験可能。今回は、5歳の子どもと一緒に体験しました!

店内で販売している七味の写真
画像:ikeari

『七味作り体験』では、はじめに『京山城屋』で販売されているものと同じ配合で七味を作ります。その後、好みに合わせてトッピングを追加していくのですが、トッピングは足すことはできても苦手な味をあとから抜くことはできないため、注意が必要です。

七味作り体験の写真
画像:ikeari

まず入れるのは、“金ゴマ”と“黒ゴマ”。日本に流通しているゴマの多くは海外産ですが、『京山城屋』で使用されているのは九州産のゴマ。

金ゴマは香りが強く、黒ゴマは旨味やコクが強いです。ゴマをすり鉢に入れたら、すりこぎで擦っていきます。擦ると、周囲にゴマの香ばしい香りが広がっていく……。混ぜる作業がメインとなっているため、子どもも楽しんで参加していました。

七味作り体験の写真
画像:ikeari

続いて加えるのは、唐辛子2種類。茶色の“焼唐辛子”はあとからピリッと、焼いていない“オレンジ色の唐辛子”は、先にピリッとした辛みを感じます。どちらも京都産の唐辛子を使用していますよ。

七味作り体験の写真
画像:ikeari

美しい黄色の“陳皮”は、和歌山県産のミカンの皮で漢方にも使われており、少し苦味があります。七味に爽やかな香りをまとわせるために使います。

“ぶどう山椒”も和歌山県産で、実と皮のみを使用している最高級品です。“糸青のり”は徳島県産。甘さやまろやかさが出ます。それぞれ、とても美しく鮮やかな色合いをしています。

店内で販売しているお出汁の写真
画像:ikeari

これらを調合したあと、ベースの七味をお出汁に浮かべます。味見に使用しているお出汁は、店内でも販売されている『カマダのだし醤油』(280円)。お出汁の旨味が活かされた、味わい深い七味になりました。

できたての七味は、今まで食べてきた七味の中で一番美味しいと感じました。

次は“自分好み”の七味づくり

七味作り体験の写真
画像:ikeari

味見をしたあとは、自分の好みに近づけるためにカスタムしていきます。まずはベースの七味に、スプーン2杯分のトッピングを追加。これは、同じ種類を2杯入れても、違う種類を1杯ずつ入れてもOK。今回は、陳皮と糸青のりを追加しました。味見してみると、爽やかで少しお茶漬け感が増す組み合わせでした。

その後、任意でもう1種類を追加して完成となります。配合作業が終わると、子どもは「まだやりたかった」と漏らすほど楽しんでいたようです。

七味作り体験の写真
画像:ikeari

最後は、配合した七味を瓶に詰めていきます。ロートを使い、詰まったら都度竹串で刺して通していきます。自分の好みに合わせたオリジナルの七味を瓶に詰めていく作業は、宝物を瓶に封じ込めているようで充実感があります。

七味作り体験の写真
画像:ikeari

完成した七味がこちら。常温で保存していると香りが飛ぶので、冷蔵庫もしくは冷凍庫で保管してくださいね。

出来上がったオリジナル七味の賞味期限は、半年間。体験したときだけではなく、自宅でも長く楽しみが続く、すてきな体験でした。

【詳細情報】
京山城屋「七味作り体験」
住所:京都府京都市東山区八坂塔上田町81-2
営業時間:11:00~17:00
開催時間:11:00/12:00/13:00/14:00/15:00/16:00
所要時間:約20分
料金:2,000円
定休日:月曜日~金曜日(平日が祝日の場合は営業日)
※支払いは現金もしくはクレジットカードのみ(電子決済不可)

関連記事:「一瞬でとろける…」黒蜜ときなこで味わう“プリン”お取り寄せレポ

文/ikeari

【画像・参考】京山城屋/ikeari
※この記事は2024年2月21日(水)に配信し、9月2日(月)に再編集しました。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
※文中の価格はすべて税込みです。