2023年9月29日(金)、『大丸京都店』の8階レストランフロアが1974年以来となる全面改装を実施し、リニューアルオープンしました。
京都の食文化を未来に繋ぐ新フロア
オープン前日には内覧会も開催。大丸京都店の営業3部(食品)今井部長は「京都の大丸はとにかく日常、ハレの日よりケの日」と話し、日常のシーンでこのフロアを楽しんでいただければ、とアピール。
この新しいレストランフロアが京都の食文化をしっかりと未来に繋いでいくことを柱にしていることなど、様々な取り組みについても語りました。
京都初進出店など注目の店がズラリとラインアップ
(1)最大3時間待ちの行列店が西日本に初進出!「炭焼 うな富士」
ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版でビブグルマンを獲得した人気店『炭焼 うな富士』が西日本に初進出。肉厚な青うなぎを使ったボリューム満点のメニューを楽しむことができます。
白い提灯に大きく「鰻」と書かれた白い提灯が目印。樹齢100年の木を使ったレジカウンターにも注目です。
入り口左手では、スタッフが肉厚の青うなぎを手際よく捌く姿も。
窓が大きく取られた店内からは屋上スペースの緑を見ることもでき、ゆったりとした席間のテーブル席のほか、個室も用意されています。
【店舗詳細】
炭焼 うな富士
営業時間:11:00〜22:00(L.O.21:00)
(2)京都の人気グループが商業施設に初出店! 「VEGGIE ISO TERRACE」
京都で8店舗を展開する五十家グループが、商業施設に初出店したお店がこちら。店舗には都会の屋上でバーベキューを楽しめるテラス席も用意されています。
広々としたテラスはソファが設置されたテーブルもあるなど、リラックスしてバーベキューを楽しむことができます。
バーベキューと並ぶ目玉がデリ。毎日12、3種がショーケースに並びます。デリにはコールドとホットがあり、ランチでは選べるデリとメインにサラダ、スープ、ごはん、ドリンクバーがついたセットが1,850円から用意されています。
【店舗詳細】
VEGGIE ISO TERRACE
営業時間:11:00〜23:00(フードL.O.22:00、ドリンクL.O.22:30)
(3)人気そば店が商業施設初出店!「そば料理 よしむら 大丸京都別邸」
『そば料理 よしむら』は嵐山の本店ほか、京都で複数の店舗を展開。国内外の観光客に愛されている人気店です。
『大丸京都別邸』では、自慢のそばが楽しめるのはもちろん、そばを使ったスイーツや一品なども用意されていて、お食事、カフェ、夜飲みなど、様々なシーンで使えるお店になっています。
入り口横にはガラス張りのそば打ち場を設置。スタッフがそばを打つ姿を見ることもできます。田舎そばと十割そばのセットなど、種類豊富なメニューで趣向を凝らしたそばメニューを味わえますよ。
【店舗詳細】
そば料理 よしむら 大丸京都別邸
営業時間:11:00〜16:30(14:30〜は単品そばとカフェタイム、L.O.16:00)/17:00〜21:30(L.O.21:00)
(4)京都でも人気のラーメン店がここだけの味で勝負! 「Nippon Ramen 凛 離れ produced by Lab Q」
札幌の人気店『Lab Q』の創業者・平岡寛視氏がプロデュースするこちら。大丸京都店からもほど近い場所にあり、高い人気を誇る『凛kyoto』が醤油と塩を提供しているのに対し、味噌と鶏白湯というまったく違う2種のラーメンを用意しています。
ユニークな形にくり抜かれた入り口が目を引きます。オーダーは店頭に設置された券売機で。
店内には大きく弧を描いた形で設置されたカウンター席のほか、2人用、4人用のテーブル席も用意されています。
【店舗詳細】
Nippon Ramen 凛 離れ produced by Lab Q
営業時間:11:00〜22:00(L.O.21:30)
(5)あのステーキの名店が京都地区に初出店! 「三田屋本店ーやすらぎの郷ー」
兵庫県三田の本店には能舞台もあるなど、ハイクオリティな空間とステーキで人気の『三田屋』が京都に初出店。上質なステーキやロースハムなどを堪能できます。
ランチには手軽に高品質なステーキを楽しめる『ステーキランチコース』が用意されているほか、ディナータイムには上質な赤身肉を味わえる『サロマ黒牛ヘレステーキコース』などもスタンバイ。
じっくりと食事を楽しめる落ち着いた雰囲気の店内。土日祝は通し営業なので、時間を問わず、いつでも上質の肉料理を楽しめるのもうれしいかぎりです。
【店舗詳細】
三田屋本店ーやすらぎの郷ー
営業時間:11:00〜16:00(L.O.15:00)/17:00〜22:00(L.O.21:00)、土日祝11:00〜22:00(L.O.21:00)
(6)大阪を代表する珈琲店のあの味が京都で! 「丸福珈琲店 ザ・パーラー」
1934年、大阪で創業された老舗喫茶『丸福珈琲店』が京都地区に初進出。しかも、全国でもこちらを入れて3店舗しか展開していない『ザ・パーラー』としてオープンしました。
こちらでは定番のホットケーキにも京丹後にある白杉酒造の酒種を加えるアレンジが施されているほか、アルコールとともに楽しむ夜パフェなどもスタンバイ。京都の食材を使ったメニューに注目です。
店舗のコンセプトは“侘び寂び”。内装は空間デザイナーの間宮吉彦氏、壁面は左官職人の久住有生氏が手掛けています。ほかにも夜パフェにはガラス作家の荒川尚也氏による宙吹きガラスの器を使うなど、随所にココだけのこだわりが詰められています。
【店舗詳細】
丸福珈琲店 ザ・パーラー
営業時間:11:00〜22:00(L.O.21:30)
(7)祇園の人気イタリアンがバールをプロデュース!「Rooftop terrace CIELO by il cipresso」
京都・祇園の人気イタリアン『il cipresso』がプロデュースするのは、その名前通り開放的なテラス席が特徴のバール。京都の食材を取り入れたサンドイッチやヘルシーなヴィーガンカレーなどを楽しむことができます。
これからの季節にぴったりのテラス席はリラックスできるソファタイプ。カウンター席でもオープンな雰囲気をしっかりと楽しむことができます。
店舗前には、子どもたちが勉強したり、遊んだり、楽しめる空間を、という思いで作られた屋上広場の『ことほっとてらす』が。開放感抜群のスペースで遊ぶ子どもたちの姿を見ることもできます。
【店舗詳細】
Rooftop terrace CIELO by il cipresso
営業時間:11:00〜22:00(L.O.21:00)
以上の7店舗に加え、10月29日(日)にはイル ヴィアーレグループの5店舗目となる『LA RISOTTERIA』もオープン! 看板メニューのリゾットのほか、仔牛の骨付きすね肉をじっくりと煮込んだ『オッソブッコ』など注目メニューがずらりとそろっています。
また同フロアには“読むレストラン”である『まんがの壁』もオープン。
レストランフロアとしてご飯を食べるだけでなく、京都のサブカルチャーでもある漫画を通じて、食の未来を語ることもできるのでは、と約3,000冊の食にまつわる漫画をラインアップ。食の楽しみ、未来を子どもたちと共有できる場所に進化させていきたいという思いが込められています。
50年ぶりのリニューアルを果たした、大丸京都店レストランフロア。これからの展開に注目です!
写真・文/流頭
※この記事は取材時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
※文中の価格はすべて税込みです。