祇園白川の『祇園 かんかんでり 麗(れい)』では、おちょこを丼にした豪華なランチが人気です。湯葉や『京都ぽーく』など、京都の食材を使用した色鮮やかな料理は写真映えも抜群!
京都と韓国の慶州(キョンジュ)をイメージした空間も素敵です♡
風情ある街並みに溶け込むレトロモダンなお店
白川のほとりに石畳が続く、祇園の情緒あふれる街並みの中に『祇園 かんかんでり 麗』はあります。
『祇園 かんかんでり 麗』は、主に関西を中心に韓国料理を提供している『韓辛DELI』のプレミアム業態。日本の古都・京都と韓国の古都・慶州(キョンジュ)を融合させた新感覚のお店で、京都の食材を使用した“ここでしか味わえない韓国料理”がコンセプトです。
1階にはカウンター席とテーブル席があります。いにしえの時代と現代が見事に調和した、レトロモダンなインテリアが素敵です。
2階には個室が並び、落ち着いた雰囲気でゆっくりと食事が楽しめます。
東京で人気のセットを京都風にアレンジ
『おちょこ丼セット』(3,278円)は直径7cmほどの可愛いおちょこを丼にしています。鮮やかで豪華なビジュアルに思わず歓声をあげてしまうはず。
丼は8種類あり量が多く見えますが、ご飯はすべての丼を合わせても240gなんだとか。だいたい茶碗1杯が200gぐらいなので意外にペロリといけちゃいます!
元々この『おちょこ丼セット』は東京の『UOHIDE 渋谷 Udagawa』や『牛ホルモンと鮮魚 牛富家』で人気のランチメニューですが、2023年6月末から『祇園 かんかんでり 麗』でもスタート。京都ならではの食材を使用し、ここにしかない味を追求しているそうです。
出汁や薬味、京漬物に京都の風情を感じます。土瓶で用意される出汁は『さわら節』から取っていて、すっきりした味にもかかわらず、旨味を強く感じます。
お椀には小さめの豆腐が入っています。この豆腐は京都北山の『恋豆腐』。国産の大豆にこだわり、昔ながらの手作りです。大豆の味が濃い(恋)豆腐で、そのままいただいても十分おいしいので醤油をかけるならほんの少しだけが筆者のおすすめです。
メニューには食材や食べ方について説明が詳しく書かれています。じっくり読むのもいいですが、ご飯や出汁が冷めてしまう前にいただくことをおすすめします。
※季節の食材などは内容が変更になる場合があります。
肉に海鮮、野菜に地元の名産品! まるで小さな京都みたい
『京都ぽーく丼』には、京都のブランド豚『京都ぽーく』が使用されています。しっとり柔らかい肉質で、噛めば噛むほどに旨味がジュワッと感じられます。添えられている山椒の実と一緒に食べると、より京都らしい上品な味わいに。
『湯葉丼』は京都の名産品である湯葉にウニを飾った贅沢な逸品です。醤油、もしくは出汁をかけると至福の味わい。大豆を凝縮したかのような湯葉と濃厚なウニ、香ばしい焼き海苔の風味が重なります。
ボリュームのある『牛時雨丼』は甘めの醤油ダレが食欲をそそります。京都の有名専門店の生麩と金時人参のナムルをトッピング。牛肉も美味です♡
京都と韓国がひとつになった『祇園 かんかんでり 麗』ならではの丼です。
自分好みでアレンジしても楽しい! おいしい!
『鯛茶漬け丼』には熱い出汁をたっぷりかけてどうぞ。刺身にほんの少し熱が加わり、淡白ながら甘みも感じます。出汁ではなく醤油をかけて海鮮丼にしてもおいしいですよ。
『鰻玉子丼』は、大きめの出汁巻き玉子に肉厚な鰻の蒲焼きがのせられています。店長さんのおすすめは、薬味と出汁をかけ、まるでひつまぶしのように味変を楽しむことだそうです。
食事の前後に祇園散策も楽しめる!
お店のすぐ側には、テレビや映画のロケでよく使用される『巽橋』や『辰巳神社』があります。観光の途中で立ち寄るにはうってつけの立地で、着物姿で来店するお客さんも多いです。
『祇園 かんかんでり 麗』の『おちょこ丼セット』は、京都のおいしいものを集め、さらに自分好みにもアレンジができる、楽しくておいしいランチです♡ 人気のため、平日でも予約がおすすめですよ!
【店舗詳細】 祇園 かんかんでり 麗
住所:京都府京都市東山区新橋通大和大路東入ル2丁目橋本町391
電話番号:050-5488-8408
営業時間:【ランチ】11:30~15:00(L.O.14:30)
定休日:年末年始
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取材・文/松本沙織
【画像】祇園 かんかんでり 麗/松本沙織
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