甘いお菓子はいつでも気持ちをほっとさせてくれますよね。
いつでもできたてのお菓子をたくさん用意して迎えてくれるお店があったとしたら、心のオアシスになること間違いなし。
今回はそんな夢を叶えてくれる、筆者とっておきのお菓子屋『日日是甘日(にちにちこれかんじつ)』をご紹介します。
“できたて”のお菓子がずらりと並ぶ『日日是甘日』
2023年10月にオープンした『日日是甘日』は、阪急電鉄『西院駅』から徒歩5分かからない場所にあるお菓子屋。小さなビルの1階、ぽてっとした丸いランプと真鍮の看板が目印です。
お店の入口は引き戸になっていて、ベビーカーでも入りやすくなっています。また、小さなお子さまでも買いに来られるような、素朴なぬくもりがある優しい雰囲気のあるお店です。実際、取材中にお子さま連れのお母さんが3組ほど来店。この日はホワイトデー間近で、お返しを選ぶ姿にほっこりしました。
こじんまりとしたお店ですが、西大路通りに面した大きな窓ガラスからは、ケーキやお菓子がずらりと並ぶ様子がよく見えます。
約20種類ほどのケーキや焼き菓子を、ご主人が一人ですべて作っているというから驚き。ケーキはすべてアルコール不使用で、「お子さまでも安心して好きなものを食べられるように」という想いが込められています。
また、“鮮度”にもこだわっており、「できたてを食べてもらいたい」と開店時間に合わせて焼き菓子を焼き上げたり、ケーキを光や乾燥から守るためショーケースにはケーキをひとつずつ飾り、保管用冷蔵庫を別で設置したりと工夫されています。
注文後はお客さんの目の前でケーキの箱詰めを丁寧に行ってくれる姿が印象的でした。
一つひとつにこだわりあふれるケーキたち
10種類ほどのケーキの中から、筆者が気になったものを2つピックアップしてみました!
『ピュイダムール』(360円)は、フランス語で“愛の泉”というロマンチックなケーキです。ご主人がフランスで食べておいしかったことから作ったのだそう。
パイ生地の上にシブーストがのっており、ずっしりとした見た目とは異なり、とにかく軽い口当たりが特徴です。
いただいてみると、パイ部分は1枚ずつの層の間に空気がたっぷり入っているのが分かります。また、カスタードクリームとイタリアンメレンゲを合わせたシブーストも、まるで空気のように軽くてびっくり。
キャラメリセのほどよい苦味と、パイの中に敷かれた柑橘のコンポートが甘さを引き締めてくれるので満足感もしっかりあります。クリームの甘さや柑橘の酸味などの味わいと、サクサクふわふわの食感の変化が楽しいケーキでした。
お店の愛称を冠した『にちこれプリン』(370円)は、大分県産の『蘭王』という卵を使用したおひさま色のプリンです。
お店のロゴから着想を得たという、ころんと丸い容器に入っている姿が何とも言えないかわいらしさ。卵、砂糖、牛乳だけのシンプルな材料で固めの食感に仕上げてあります。
ミルク感のしっかりした生クリームに、食べ進めるほど卵の味わいを感じられ、濃厚ですがさっぱりといただけました。
焼き菓子は“できたて”がいただけることも!
『日日是甘日』では、焼き菓子のラインアップも豊富です。
目移りしながら、今回は『にちにちガレットブルトンヌ』(350円)と『フィナンシェ』(290円)をチョイスしました。
『にちにちガレットブルトンヌ』は、発酵バターと『五島灘』の塩を使っているガレットです。お店のロゴの“日”をさりげなく再現してあるのがポイント。
まろやかな塩気が甘さを引き立てています。食べ心地はサクサクほろほろで、後をひくバターの風味がたまりませんでした。
『フィナンシェ』は、その日の焼き立てをいただきました。焼き菓子はタイミングが良いと焼き立てをゲットできます♡
焼き立ては、なんといってもサクふわ食感が魅力。外側はサクサク、中はふわふわの食感と、口の中に広がる甘い香りがとっても幸せな気分にさせてくれます。特に端はカリカリで、パンのような香ばしさも感じられました。
店内には焼き菓子のいい匂いが満ちてケーキがキラキラと輝き、まるで宝箱の中に入り込んだかのようなわくわく感のある『日日是甘日』。特別な日も普段通りの日も、心のほっこりするお菓子を求めて毎日通いたくなる素敵なお店でした♡
【店舗詳細】
日日是甘日
住所:京都府京都市右京区西院東今田町2 1階
営業時間:11:00~18:00
定休日:不定休
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文/さとみ縁
【画像】さとみ縁
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