KBS京都で放送中の『谷口流々』。
谷口キヨコが、京都を中心に活躍する人々の仕事現場に足を運び、十人十色の人生哲学を紐解いていきます。
2025年3月15日(土)の放送では、「京かつら専門店 二代目」今西 康文さんに話を伺いました。
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Profile:京かつら専門店 二代目・今西 康文さん

今回ご紹介する今西 康文さんは、京かつら今西を営んでいます。
芸妓のかつらや花嫁用かつらなどを扱う京かつら今西二代目。
台金という土台に人毛を植え付け、様々な櫛やコテを使って結い上げます。一から作ると一つに1ヶ月ほど掛かります。もともと、家が工房だったので小さい頃から父親の仕事を見ていました。「外に修行に出ると手の癖がつく」と父の意向で高校卒業後18歳で家業に入りました。入った頃はバブル婚と言われた豪華な披露宴が流行りました。とにかく忙しかったので、1年目から婚礼かつらの髪結いを担当し実践で仕事を学びました。
大切にしている事は、必ず花嫁さんと面と向かってかつら合わせをします。長年の経験で似合うかつらがわかるといいます。時代とともに、和装でも洋風の髪型で挙式を行うことが増えて日本髪のかつらを使われることが少なくなりました。
そこで始めたのが「かつら体験会」やSNSでの発信です。これからの未来、京かつらが残るように発信していきたいと考えています
文/KBS京都
【画像・参考】谷口流々(毎週土曜日9:30~10:00) – KBS京都
※この記事は、2025年3月15日(土)放送時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。