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【物価高対策】家計の見直しはここから!固定費の削減方法とは

物価上昇に対抗するため、家計の見直しは避けて通ることはできません。支出の中でも、見直しの効果が大きいのが『固定費』。どのように削減すればよいのかを、FPである筆者がお伝えしていきます。

固定費と変動費とは

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家計の支出は、食費や日用品、被服費、交際費など、毎月金額が変わる“変動費”と、家賃(住宅ローン)や通信費、水光熱費、保険料など毎月一定金額が出ていく“固定費”に分けることができます。

変動費は月々によって金額が違います。例えば交際費などは大きな出費となることもあれば、かからないこともあり、把握がしづらい支出といえます。

一方、固定費は毎月決まって出ていくものなので、通帳などで簡単に確認ができ、把握がしやすいという特徴があります。

なぜ固定費の削減なのか

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家計の見直しにおいては、変動費よりも固定費の削減が有効です。前述のとおり固定費は把握がしやすいため、節約の目標が立てやすいといえます。

また、一定に出ていくお金なので、一度節約に成功するとその効果はずっと続くことになり、金額も高いものが多いので、見直しによる効果も大です。

節約というキーワードを聞くと“毎日エコバックを持参してスーパーに行く”という地道な方法を思い浮かべる人もいるかもしれません。仮に有料の袋が1枚3円として、30日間で削減できるのはたったの90円。しかし、固定費を見直すと、1月あたり数千円単位でカットができることも……その差は一目瞭然ですよね。

固定費の削減方法3つ

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(1)通信費

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家族全員がスマホを持ち、さらにタブレットなどを保有するなど、負担が増えているのが通信費です。その一方で「価格設定がわかりづらく見直しが面倒」という人も多いようです。大きな効果が期待できるものだけに、面倒がらずに見直しにトライしてみましょう。

大手キャリアを利用している場合、月の通信費は7,000円前後の負担となります。これを格安SIM(MVNO)に切り替えると、月2,000~4,000円前後に抑えることも可能。

また、2つの間に位置する価格帯である大手キャリアのオンライン専用プランも登場しています。家族の利用状況をふまえ、安くできる方法を検討してみましょう。

(2)水道光熱費

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じわじわと値上がりしている『水道光熱費』も、見直しをしたいものの一つです。

“電力会社で電気とガスを契約”“ガス会社で電気とガスを契約”というようにまとめることで、トータルの料金を安くできます。また、仕事で昼は留守が多い場合、夜型の生活スタイルに合うプランなどが提供されていることも。

さらに、古い家電を買い替えるのも方法の一つです。現在は省エネ効率が高い電化製品が多く、買い替えに伴う一時的な出費はありますが、その後のランニングコストをかなり安くできます。

環境省のホームページ『しんきゅうさん』では、省エネ家電に買い替えた時の年間の電気代をどれだけ安くなるかシミュレーションが可能です。気になる人はチェックしてみるとよいでしょう。

(3)保険料

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「過去5年以上保険を見直したことがない」という場合には、現在の保障が適切かどうかをチェックしてみましょう。生命保険の中でも『死亡保障』は、子どもの成長とともに減額が可能。また、貯蓄が増えたり、配偶者が働き始めたり、住宅を購入したりといったタイミングも、保障を減らすことができます。

最近はインターネットを通じた保険など、割安なものも多く登場しています。また、年齢によっては『府民(県民)共済』などを活用することで、保険料を下げられるケースも。こまめに見直しをして、なるべく負担を軽くできるよう心がけて下さいね。

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文/八束和音(CFP認定者)

【画像・参考】PIXTA(ピクスタ):Gugu/koga/page/にしやひさ