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6割が憂鬱と回答…子どもの「お昼ごはんづくりの負担を減らす工夫」とは

夏休みに突入し、普段学校に通っている子どもたちのお世話に大忙し。「こんなに大変なのは我が家だけ?」「みんなどうやって乗り越えているの?」などと考えている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、株式会社キッズラインによるアンケートをもとにした『夏休み中の家事負担についての調査結果』をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

1:子どもの夏休みを6割の親はネガティブに感じている!?

子どもの夏休みに関するアンケート
画像:株式会社キッズライン

子どもの夏休みに対して、“とても憂うつ”“少し憂うつ”と回答した割合を合わせると、約6割以上の親がネガティブな感情を抱いていることがわかりました。

憂うつだと思う理由の中には、「3人の子どもの預かり施設や習い事、送迎の手配に頭を使ううえ、多額の費用がかかるから」や、「夏休みは楽しいはずなのに、共働きのせいで寂しい思いをさせてしまうのが気がかり」などといった回答が見受けられました。

普段は仕事中、子どもたちは幼稚園や学校で過ごしているので心配ないですが、夏休み中預かり施設などを利用している方も多いようです。

笑顔の家族
画像:kapinon.stuio/Shutterstock

一方で、“とても楽しみ”“少し楽しみ”は2割弱の結果に。楽しみだと思う理由の中には、「学校ではできない体験をさせられるので楽しみ」や、「家族で過ごす時間が増えるので嬉しい」といった理由が見受けられました。

夏休み期間は、各地の自治体などでも子どもを対象としたイベントを開催していることが多いので、そのようなイベントを活用して普段できない経験ができるのはいい点ですよね◎

2:夏休み期間、家事負担は増える?

夏休みの家事負担についてのアンケート
画像:株式会社キッズライン

「子どもの夏休み期間は普段の生活より家事の負担が増えますか?減りますか?」という質問には、8割以上の方が“家事負担が増える”と回答。“家事負担が減る”という回答はわずか1名の結果となりました。

3:夏休みに特に負担だと感じる家事は「子どものお昼ごはんづくり」

夏休みに負担を感じる家事についてアンケート
画像:株式会社キッズライン

夏休みに増える家事について特に負担だと感じるものを最大5つまで選択してもらった結果、“子どものお昼ごはんづくり”が7割以上と最も多い結果となりました。次いで、“食事回数に伴い増えた食器の洗い物”が5割以上、“学童や塾、部活などのためのお弁当づくり”が3割以上と、子どもの食事に関する家事の負担が大きいことがわかりました。

普段は学校の給食やお弁当を食べている子どもたちが家でお昼ご飯を食べると、料理や洗い物が増えて、その分買い出しの量も多くなったりと、どうしても家事負担は増えてしまいますよね。

「給食だと野菜も食べるが家だと好き嫌いが激しいためメニューに悩む」や、「今までなかったお弁当づくりという家事が増える」、「子どもが家にいると食器やコップが流し台にたまり、洗い物が無くならない」といった意見が見受けられました。

4:夏休みのご飯作りを負担に感じる理由は?

ご飯作りを負担に感じる理由アンケート
画像:株式会社キッズライン

では、なぜ子どものお昼ごはんづくりを負担に感じるのかを、最大5つまで選択してもらった結果、“栄養バランスを考えなければいけない”と“1日に何度も作らなくてはいけない”が4割以上と同率の結果となりました。

次に多いのは、“食器を洗う回数や量が増える”、“メニューや献立を考えるのが難しい”、“調理する時間を確保できない”となりました。この結果より、多くの人が“作るものを考えること”と“家事の回数や時間が増えること”に対して負担を抱えていることがわかります。

ご飯を食べる父と息子
画像:kapinon.stuio/Shutterstock

また、具体的に負担を感じている理由として、「学校給食は栄養バランスを考えて作られているため、同じようなお昼ごはんをお弁当で準備するのが難しい」などが挙げられました。

栄養バランスや好き嫌いを考慮して作るとなると、その分献立を考える必要もあり、負担が増えてしまいますよね。

5:お昼ごはん作りの負担を減らす工夫!

負担を減らすために工夫していること
画像:株式会社キッズライン

ここまでの調査で、夏休みの家事負担を最も感じるのは“子どものお昼ごはんづくり”。そして、その理由として“栄養バランスを考えなければいけない”“1日に何度も作らなくていけない”と挙げている方が多いとわかりました。

そこで、“お昼ごはんの負担を減らすための工夫”の回答として最も多かったのは“スーパーの総菜や弁当を活用する”で、約半数以上の方が回答。また、スーパー以外にも外食やフードデリバリー、コンビニ、生協などを駆使して夏休みを乗り切っていることがわかりました。

最近はスーパーやコンビニでも栄養バランスを考えられた商品が多く出ていたり、お店の料理が家に届くフードデリバリーも広く普及しているので、そういったものに頼って負担を減らすのも大切ですね◎

また、家事代行サービスに関しても2割の方が利用しており、自分たちで手が回らない家事をサービスに頼るという選択肢も少しずつ浸透してきているといえます。

まとめ

ご飯を食べる子ども
画像:milatas/Shutterstock

今回の調査によって、“6割以上の親が子どもの夏休みには家事の負担が増えると感じていて、その中でも子どものお昼ごはんづくりが最も負担となっている”ことが明らかとなりました。

共働きが主流になりつつある今、子育て家庭の夏休みの家事負担をどう乗り越えるのかは、多くの家庭が課題に感じています。自分たちでどうにかしようと考えすぎてしまうのではなく、スーパーやコンビニ、家事代行なども活用しながら、うまくバランスを取ってみてくださいね。

【調査概要】  
調査主体:株式会社キッズライン
調査期間:2024年7月12日(金)〜7月16日(火)
調査対象:0~17歳の子を持つ親140名
調査方法:インターネット調査
※本調査の「夏休み」とは、保育園・こども園・幼稚園、小学校、中学校、高等学校などに通う子どもが1週間以上の連続休みがある場合を「夏休みがある」と定義しています。

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文/きょうとくらす編集部

【出典】「キッズライン 夏休みの家事負担調査(2024年)」
【画像・参考】「夏休みは家事負担が増える」が82.9%!最も大変なのは「子どものお昼ごはんづくり」キッズライン調査レポート – PR TIMES
Shutterstock:株式会社キッズライン/yamasan0708/kapinon.stuio/milatas
※画像はイメージです。