暑い季節が近づくと、冷たいアイスや冷凍食品のストックが増える家庭も多いのではないでしょうか。
気づけば冷凍庫がパンパン! 奥の方から凍ったままの肉や、いつ買ったか分からない保冷剤が出てくる……なんてこと、ありませんか?
冷凍庫は、“入れたら終わり”ではなく、見える&使える状態を保つのが大切。
そこで今回は、ついやってしまいがちな“NG収納”と、すぐできるちょっとした工夫をご紹介します。
1:詰め込みすぎて全体が見えない

「冷凍庫は隙間なく詰めたほうが電気代の節約になる」と聞いたことがある方もいるかもしれません。
たしかに詰めることで冷気が逃げにくくなる一方、詰めすぎると冷気の循環が悪くなり、庫内の温度が不安定になることも。その結果、霜がついたり、食品がうまく冷えなかったりと、逆効果になることもあります。
【ポイント】7〜8割収納を意識する
“しっかり詰める”ことと、“ギュウギュウに詰め込む”ことは別物。中身が見える程度にゆとりを持たせることで、在庫管理がしやすくなり、無駄買いも防げます。
2:袋のままポイッと入れる
買ってきた冷凍食品やお肉などを、袋のまま入れていませんか?
ラップに包んだりジッパー付き袋に入れ替えたりと、できる範囲で工夫している方も多いと思います。
私自身も、野菜やお肉は入れ替えて見える化していますが、冷凍食品などは袋の表示(調理方法や賞味期限など)が大切なので、あえて袋のまま入れます。

大切なのは、“入れ方”ではなく、“見えること・分かること”。
たとえば、透明の袋やタッパーを活用して、食材が見える状態を保つと安心です。
また、野菜・お肉・ごはん類など、ざっくりジャンル分けをしてカゴにまとめ、立てて収納することで、必要なものをスムーズに取り出せて、冷凍庫内が混乱しにくくなります。
3:“とりあえず保冷剤”であふれている

お惣菜やスイーツ、お取り寄せなどについてくる保冷剤。「いつか使うかも」と取っておいた結果、冷凍庫の一角を占領していませんか?
【ポイント】数を決めて管理する
保冷剤は数個あれば充分です。例えば“3つまで”と決めて、あとは思い切って処分することで、スペースにゆとりが生まれます。
ライター・nonのひとこと
冷凍庫は見えづらいからこそ、定期的な見直しがカギ。季節の変わり目は、冷凍庫を整えるのにぴったりなタイミングです。
中身を「使う・使わない」で見直して、“取り出しやすくしまいやすい”を意識するだけで、毎日の食事準備がぐんとラクになります。この夏は、冷凍庫の中にも“風通しのいい暮らし”を届けてみませんか?
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