年末が近づくと、「そろそろ大掃除をしなきゃ」と思いながらも、仕事や予定に追われて気づけば12月……。寒い中で水を使ったり、高い場所を掃除したりするのは、なかなか大変ですよね。
そんな“年末の慌ただしさ”を軽くするコツは、少しでも早めに、できるところから整えておくこと。10月〜11月初旬はまだ気温も穏やかで、窓を開けながら掃除をするのにもぴったりの季節です。
今回は、年末に気持ちや時間のゆとりを持てるよう、今からしておきたい“小掃除”をご紹介します。
1:キッチンの油汚れは早めにリセット

コンロまわりや換気扇のベタつき汚れは、寒くなると固まって落ちにくくなります。そのため、まだ温かいこの時期に、洗剤でさっと拭く軽めの掃除をしておくのがおすすめです。
換気扇のフィルターはお湯+重曹でつけ置き
お湯に重曹を入れて30分ほどつけ置くだけで、こびりついた油汚れがするりと浮き上がります。
コンロまわりは「使った後」がチャンス
調理後は油がやわらかく、軽く拭くだけでも汚れが落ちやすいタイミング。毎日のひと拭きを意識することで、年末の大掃除がぐっとラクになります。火傷しない程度に冷めたタイミングを狙ってみてくださいね。
冷蔵庫の外側も、ついでに軽くひと拭き
ドア部分や取っ手まわりは、気づかないうちに手あかがつきがち。コンロ掃除の流れでさっと拭くだけでも、キッチン全体がすっきりします。
「一気に完璧をめざさない」のが続けるコツです。
2:窓・サッシは“秋晴れの日”に開放掃除

年末の寒い日に窓を開けて掃除するのはつらいもの。10月なら、外の空気が気持ちよく、掃除日和の日も多いですよね。
カーテンを洗って、風に干す
気温が穏やかな10月は、カーテンを洗って外に干すのにちょうどいい季節。洗いたての布が風に揺れるだけで、部屋全体がすっきりと心地よくなります。
サッシのほこりをブラシで落とす
窓枠のすみにたまったほこりは、歯ブラシが便利。掃除機で吸いながらブラッシングすると、短時間できれいに整います。
ガラス面は新聞紙やクロスで仕上げる
洗剤を使わなくても、湿らせた新聞紙やマイクロファイバークロスで十分。指紋や水滴をふき取ると、光が入りやすくなって部屋が明るく感じられます。
光が入る窓がきれいになると、気分まで軽く明るくなりますよ。
3:お風呂や洗面所は今のうちにピカピカに

湿気が多い場所は、水あかやカビがたまりがち。気温が下がる前に、念入りにリセットしておくと年末がラクになります。
排水口のパーツを外して掃除
見えない部分こそ汚れがたまりやすい場所。ぬめりや水あかを落とすだけで、ニオイの予防にもつながります。
鏡や蛇口の水あかをリセット
湿気が多い夏のあいだにできたウロコ汚れを、この時期にリセット。マイクロファイバーやクエン酸でやさしく拭くだけでもツヤが戻ります。
タオルとハンドソープを整える
新しいタオルを出したり、ハンドソープのボトルを軽く拭いたり。毎日目に入る場所を整えると、朝の支度も気持ちよくなります。
きれいになった洗面所で迎える朝は、それだけで気持ちが整います。
ライター・nonのひとこと
大掃除は、一気にがんばるよりも「10月から少しずつ始めておく」のがおすすめ。
「今日はここだけ」と小さな整えをしておくことが、12月の自分をきっとラクにしてくれます。
文/non
【画像】non
