ハンガーにかかった服
収納

衣替えを機に! 整理収納アドバイザーが教える「子ども服を上手に整理するコツ」

季節の変わり目は、“衣替え”のタイミング。子ども服はサイズアウトや好みの変化が早いので、そのままにしておくとあっという間にクローゼットがパンパンになってしまいますよね。

せっかくの衣替え、ただ入れ替えるだけでなく“整理のチャンス”に変えてしまいましょう。

今回は、2児の母で整理収納アドバイザーの筆者が、プロが実践しているポイントを参考に忙しいパパ・ママでも取り入れやすい、“子ども服の整理術”をご紹介します。

1:まずは“全部出す”が基本

畳んだ服を持つ女性
画像:My July/Shutterstock

クローゼットやタンスから子ども服を一度すべて出してみましょう。

似たような服が何枚もあったり、サイズアウトした服が紛れ込んでいたりと、“持っている数”が目に見えると判断しやすくなります。

2:分ける基準は“今シーズン着るかどうか”

ハンガーにかかった服
画像:Igisheva Maria/Shutterstock

迷ったときは「いま、この季節に着せたいか?」で考えてみてください。

ボロボロになるまで着倒した服や汚れがひどい服は手放すのも容易ですが、サイズアウトしたものや子どもが好まず着なかったものなんかは手放すことを躊躇してしまいますよね。こういった洋服は、以下のような方法で整理することができます。

  • 兄弟や親戚におさがりとして渡す
    次に生まれてくる赤ちゃんや、年下のいとこへ。思い出ごとバトンタッチできます。
  • 友人やママ友と交換会
    「サイズアウト市」や「おさがり会」として集まれば、みんなで楽しく循環できます。
  • フリマアプリやリサイクルショップ
    まだきれいな服は必要な人のもとへ。お小遣いにもつながります。
  • 寄附・リユース団体に送る
    NPOや支援団体を通じて、国内外で服を必要とする子どもたちに届きます。

服をただ「処分する」ではなく、「ありがとう」と言葉を添えて手放すと気持ちが温かくなり、整理そのものが豊かさにつながります。

3:よく着る服は取り出しやすい位置に

ハンガーにかかった服
画像:Igisheva Maria/Shutterstock

子どもが自分で選びやすいように、よく着るトップスやズボンは手前や下段へ。

反対に、フォーマル服やシーズン終わりかけのものは奥にしまっておくと、日々の出し入れがグッとラクになります。

3:“保管用”・“思い出用”に分けて考える

ボーダーの服
画像:Ray Bernoff/Shutterstock

まだ下の子に着せたい服や、記念に残したい服は別の箱やケースにまとめて保管を。

クローゼットに混在させないことで、毎日の洋服選びがスムーズになります。

5:子どもと一緒に整理する

小学生くらいになったら、一緒に「どの服が好き?」「まだ着たい?」と声をかけながら整理するのもおすすめ。子どもの意思を尊重することで、自分で選ぶ力やモノを大切にする気持ちも育ちます。

ライター・あかねのひとこと

衣替えは、ただ洋服を入れ替えるだけじゃなく、子どもと一緒に暮らしを見直すチャンス◎

そして、服に感謝を込めて“つなぐ”整理をすると、心まで軽くなります。お気に入りの服だけに囲まれると、朝の支度もスムーズになって、家族みんなが気持ちよく過ごせますよ。衣替えの際は、ぜひ意識してみてくださいね!

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文/あかね

【画像】Shutterstock:My July/Igisheva Maria/Ray Bernoff
※画像はイメージです。