こんにちは。新米ライターであり、新米パパのNakamuraです。

連載コラム『30歳、育児はじめました日記』では、新米パパが毎日の子育てを通して“ちょっとずつ父になっていく”リアルな記録をお届けします。
第8回となる今回は、“息子9か月、初めてのお引越しの様子”をご紹介します。これから引っ越しを考えている方など、参考になれば幸いです。
徐々に家が手狭に

息子、生後9か月との引っ越し。夫婦で暮らした1LDKは古いものの日当たりがいい、お気に入りの物件でした。しかし元々モノの多い我が家、赤ちゃんが生まれるといささか手狭に。
息子がつかまり立ちとずり這いを会得した夏の終わりに、我々夫婦は引っ越しを決意。日々行動範囲を拡げる小さな巨人の進撃は、クッションを重ねたバリケードでは止められませんでした。
引っ越し作業
赤ちゃんとの引っ越しで一番大変だったのは、やはり子育ての傍ら、引っ越し作業にかけられる時間が制限されることでした。物件探し、荷造り、運搬、荷解き、すべての行程に効率が求められます。
物件探し
まずは物件探し。夫婦で希望条件をすり合わせ、内見は散歩も兼ねて赤ちゃんも一緒に行きました。夫婦間の部屋の好みの違いから紛糾したものの、最終的には同じ区内の3LDKに決定。物件が決まったら細かく採寸し、家具配置などを妻と綿密に相談しました。
業者決め
引っ越し業者の選定も地味に骨が折れます。手早く決めたいとはいえ、出費を抑えたいのも正直なところ。そのため、ちょっと強気な作戦を決行しました。
学生時代に引っ越しバイトの経験がある僕。今回は近場の引っ越しなので、やろうと思えばレンタカーを借りて自分プラス助っ人で運搬は可能。その場合の必要金額を計算した上で、一括見積りサイトを利用しました。
すぐさま何社もの引越し業者から、より正確な訪問見積りを電話で打診されます。そこで、電話してきたすべての業者に開口一番「◯万円以下で可能なら来てください」と、自前でやるよりさらに安い金額を提示します。これにより3社に絞れました。
業者を絞ったら、訪問見積りの日時調整です。しかし、子育て中の部屋に何度も人を入れるのは赤ちゃんにとってもストレス。そこで1時間ほど妻と息子に家を空けてもらい、その間に3社同時に来てもらうことにしました。こうしたことで、値引き交渉が業者さん同士でオート進行。蠱毒です。
結果、業者さんに申し訳なくなるくらい費用を安く抑えられました。後で妻に「ひどい」と言われました(笑)
荷造り
やはり大変なのは荷造りでした……。赤ちゃんを見守りながらの荷造りは、遅々として進みません。

そのため引っ越しの約1か月前から早めに荷造りを始め、引っ越し前後は妻に息子を連れて大阪の実家に帰ってもらうことに。

人見知りの激しい息子が元気に過ごせるか心配でしたが、妻と義父母のもと楽しく過ごしていたようで一安心です。
引っ越し当日
こうして迎えた引っ越し当日。最後の荷造りが前日の深夜までかかりフラフラでしたが、なんとか昼頃、無事に作業終了……と思いきや、ここで思わぬ事態が。
なんと新居は、某ハンバーガーチェーン店のデリバリー圏外だったのです。とにかく早く終わらせるべく、引越し業者に混ざって荷物を運んでいた僕には、自ら買いに行く気力も体力も残っていません。「昼メシは絶対ハンバーガー」と考えていた僕にとって、これが最大のビッグトラブル。つまり、平和な引っ越しでした。
引っ越し後の様子
最低限の荷解きを終え、いざ新居に息子をお出迎え。赤ちゃんにとって、環境の変化が大きなストレスになることは疑いようがありません。心配したものの不安がる様子は見られず、さっそく家中を探検。

キッチンには巨人の進撃を防ぐウォール・マリア、もといベビーゲートを設置し、パパ・ママも安心して家事ができるようになりました。

あとはちゃんと寝られるかが心配でしたが、その点も問題なし。むしろなぜか、前の家よりも長く寝てくれるようになりました。これは居心地の良さゆえか、それとも脳疲労の回復のためか定かではありませんが、ひとまず大丈夫そうです。
引っ越しを終えて

旧居から徒歩約20分と、近場の引っ越しとなった今回。生活環境に大きな変化はないものの、広くなった部屋を嬉々として這い回る息子を見ていると、良い引っ越しができたと思えます。引き続き、新居での暮らしを楽しむ所存です。
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文/Nakamura
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