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子育て

助産師が解説! 京都市で実施されている産後サポート制度

十月十日の妊娠期間を終えて、出産を乗り越えた途端に始まる24時間の育児生活。「こんなに大変だとは思わなかった……」と感じるパパ・ママも多いのではないでしょうか。

そこで、京都で現役助産師として活動している筆者が“京都市が実施する産後のサポート”についてご紹介します。

慣れない生活が続き、心身ともに疲れが溜まってしまっているときに何か使えるサポートがあればと思っている方は、ぜひチェックしてくださいね。

1:京都市スマイルママ・ホッと事業

赤ちゃんを抱くママ
画像:aslysun/Shutterstock

産科医療機関や助産所、産後ケア施設等でのショートステイやデイケアを通じて、助産師等の専門職による心身のケアや育児サポートを受けることのできる制度です。

自宅以外の場所でゆっくりする時間をつくることで、気分転換にもなりますね。

【詳細情報】
対象者:京都市に住民票があり、京都市内に居住している生後1年未満の母親とその子ども
問い合わせ:075-746-7625(京都市 子ども若者はぐくみ局子ども若者未来部子ども家庭支援課)
申し込み方法:利用希望施設に連絡し日程が確定後、利用日の4日前までに電子申請
※利用期間や利用料金に関しては京都市のホームページをご確認ください。

2:新生児等訪問指導事業(こんにちは赤ちゃん事業)

赤ちゃんとママ
画像:Makistock/Shutterstock

生後4か月までの子どもがいる家庭を対象に、各区役所・支所子どもはぐくみ室の助産師や保健師、看護師が訪問し、子育てに関する不安や悩みの相談、子育て支援情報などを教えてもらうことができる制度です。

実際に自宅に来てもらうことで、普段の生活環境へのアドバイスももらうことができるので、不安な点を解消できる機会にもなりそうですね◎

【詳細情報】
対象者:京都市に居住地(里帰り分娩においては、分娩時における居所を含む)があり、生後4か月までの子どもがいる家庭
申し込み方法:必要なし(出生通知書をもとに訪問)
問い合わせ:075-746-7625(京都市 子ども若者はぐくみ局子ども若者未来部子ども家庭支援課)
利用料:無料

3:子育て応援ギフト(国の子育て応援給付金)

笑う赤ちゃん
画像:takayuki/Shutterstock

先ほどご紹介した『新生児等訪問指導事業』での面談後、子育て応援ギフトとして現金5万円を支給してもらえる応援給付金制度です。

オムツやミルク代など出費が重なる時期なので、この制度はとても嬉しいですよね。

【詳細情報】
対象者:申請時点で京都市に住民票があり、出生の届出を行った方
申し込み方法:『新生児等訪問指導事業』での面談時に渡されるアンケートに回答後、案内にある二次元コードから申請フォームにアクセスしオンラインにて申請
問い合わせ:075-251-1123(京都市子ども家庭支援課分室 出産・子育て応援ギフト担当)
※ギフトの支給には面談の実施とアンケートへの回答の両方が必要
※申請期限は、子どもが生後5か月を迎える前日まで

4:SNS等での相談支援事業 ~みんはぐ~

画像:aslysun/Shutterstock

SNSなどを通して妊娠や出産、子育てについての悩みを相談できるサービスです。助産師や臨床心理士などの専門知識を持った人が回答してくれるので、心強いですね。

無料で利用できて、質問は匿名で受け付けているのも相談しやすいポイントです◎

【詳細情報】
対象者:京都市に住民票があり、妊婦中の方やその家族、0〜2歳の子どもを育てている方、不妊・不育でお悩みの方
問い合わせ:075-746-7625(京都市 子ども若者はぐくみ局子ども若者未来部子ども家庭支援課)
申し込み方法:専用のWEBサイトから新規登録

いかがでしたでしょうか。京都市には産後ママのサポートを行ういろいろな制度があるので、これらの制度を活用して産後の身体と心の休息とリフレッシュをはかってくださいね。

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文/梅田直子

【画像・参考】京都市
Shutterstock:

※この記事は2024年9月に制作しています。最新の情報はウェブサイトとあわせてご確認ください。