KBS京都で放送中の『きょうとDays』。
今回は、2024年5月16日(木)に放送された『ふるさと Days』コーナーからフットケアサロンを経営する女性をご紹介します。
お年寄りのまちを支えるサロンオーナー
京都府最北端のまち、京丹後市。人口減少が課題の一つとなっており、2025年には65歳以上の人口割合が40.5%と見込まれているそうです。
京丹後市は、なんと2024年3月31日時点で満100歳以上の方が129人! 100歳以上の人口割合が全国平均の約3倍であり、市も“長寿のまち”であることをアピールしています。
そんなまちでみんなの健康を守るために奮闘しているひとりの女性がいます。
市役所近くに位置する『フットケアサロン 爪と足の相談室 ravi(ラヴィ)』の能㔟祥子さんです。3年前に自宅の一部を店舗にして開業しました。
サロンを開くきっかけとなったのは、看護師として透析室に勤務していたとき。
糖尿病の方は足にトラブルを抱えている方が多かったことから、フットケアに興味を持ち、学会などを通して学び始めたそうです。
多くの資格を取得した能㔟さんは、地域の人々の後押しもありサロン開業を決意しました。
フットケアとは?
フットケアとは、足裏のタコや魚の目、巻き爪、むくみなどを治療すること。全身の健康改善にも効果的といわれています。
こちらのサロンでは、利用者に合わせてさまざまな器具を使っています。
こちらは、グラインダーという角質や爪を削る機械。形の異なるアタッチメントがあり、症状に分けて使い分けています。
足のトラブルをみてくれる専門病院があまりなく、長年悩み続けている人も多いそう。「悩みが解消され喜んでくれている姿を見たときに、やりがいを感じる」と話します。
訪問でのフットケアも提供
サロンでは、動くことが難しい高齢者や障害のある人のために、訪問でのフットケアも行っています。
なるべく多くの人に利用してもらいたい思いから、依頼があれば京都府北部全般を訪問しているそうです。今後は府外に出向くことも考えているそうです。
訪問でのケアでは、家族に見守られながら施術を受けられるのも魅力の一つです。
「満足できるケアの提供は病院では難しい部分もあると思うので、もっと気軽に利用してもらえたらな」と能㔟さんは話します。
夢は「丹後のフットケアといえば能㔟さん」と知り、利用してもらえる存在になること。また、「丹後地方の方々が100歳になっても健康な足で歩けるようサポートすること」がもう一つの夢だそうです。
お年寄りが増えていくこれからの時代に、多くの人の足をサポートできる存在として今後も活躍してほしいですね!
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文/sumire
【画像・参考】きょうとDays(毎週月~金曜日17:35~18:00) – KBS京都
※この記事は、2024年5月16日(木)放送時点の情報です。詳しくは店舗へお問い合わせください。