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中村薫の京都ぶらぶら歩き 祇園祭の思い出【京都市】

KBS京都ラジオの「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」で25年以上パーソナリティーを務める中村薫さんが、季節を通して京都の魅力を堪能するウォーキングツアー「京都ぶらぶら歩き」を毎月開催しています。このコラムでは毎月1回、中村薫さんの「京都ぶらぶら歩き」の様子をお届けします。

鉾町をそぞろ歩き

京都の7月は祇園祭。前祭と後祭、各々に行って来ました。
前祭は7月12日の山鉾の曳初め、長刀鉾、函谷鉾、鶏鉾、月鉾を目の前で曳かれるのを見て菊水鉾は綱を引いて曳初めに参加することも出来ました。


「曳くことまで出来て感激!」と声があがるなど、参加の皆さん興奮気味でした。後祭は7月23日の宵山、11基全てを巡り、町会所に展示してある御神体や懸装品などを間近で見ることができる会所飾りを楽しみました。

町家などで家宝の屏風などを飾って公開される屏風祭も鑑賞しました。この日はラジオリスナーの女子大学生も参加してくれて熱心に私のガイドに耳を傾けてくれて嬉しかったです。
猛暑の中でしたが、皆さんには奥深い祇園祭の魅力を体感していただけました!

画像:案内人オフィス

【前祭】鶏鉾の曳初め、この時は順調に動いていました。巡行の車輪トラブルはとても残念でしたね

画像:案内人オフィス

【前祭】「ぶらぶら歩き」の皆さんも曳初めに参加出来ました、綱を引くと一年厄除けになるといわれます

画像:案内人オフィス

【前祭】最後に長刀鉾、曳初めで稚児舞いも見ることが出来ました

画像:案内人オフィス

【後祭】北観音山、見事な懸装品が飾られていました。間近で見ていただきながらガイドをさせていただきました

画像:案内人オフィス

【後祭】鯉山の町会所では、重要文化財の16世紀ベルギー製の懸装品が飾られています。左甚五郎作の鯉の彫刻は約1.5mの大きさです

画像:案内人オフィス

【後祭】屏風祭、藤井絞さんが豪華な屏風と曳山の立派なミニチュアを飾られていました。人形も細やかな作りで見事です

中村薫がご案内する「京都ぶらぶら歩き」。
次回もお楽しみに!

中村 薫 (なかむら かおる) KBS京都ラジオパーソナリティー 

フリーアナウンサー、タレント。KBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」のパーソナリティーを25年以上担当。2017年から自身で京都を散策するツアーを実施。腹話術を交えた観光案内が好評。
「京都ぶらぶら歩き」については、中村薫の公式ホームページ『案内人オフィス』をご覧ください。
中村薫の公式ホームページ『案内人オフィス』

文/中村薫

【画像・参考】笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ – KBS京都