今西軒に並ぶ行列
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開店から1時間で完売! 行列必至「和菓子の銘店」とは?【京都市下京区】

京都には人におすすめしたくなるようなスイーツがいっばいありますよね♡

連載『きょうとのスイーツとくらす』では、きょうとくらす編集部が「ぜひ一度食べてみてほしい!」とみなさんにおすすめしたいスイーツをご紹介します!

今回は、“京都のおはぎ”の代名詞ともいえる名店『今西軒』のおはぎをご紹介します。

明治30年創業の老舗おはぎ店

今西軒に並ぶ行列
画像:きょうとくらす編集部

地下鉄『五条駅』から徒歩1分ほどの場所にあるおはぎ専門店『今西軒』。販売しているのは3種類の“おはぎ”。開店前から行列ができていて、開店1時間後には売り切れてしまうほどの人気ぶりです。

今西軒の看板
画像:きょうとくらす編集部

現在の店主で4代目という同店の創業は明治30年。100年以上にわたって愛され、全国から同店のおはぎを求めて客足が絶えません。

老舗店が築き上げた熟練の技が光る3種類のおはぎ

今西軒のおはぎ
画像:きょうとくらす編集部

一から手作りしているという『今西軒』のおはぎの素材はとってもシンプル。もち米、小豆、塩、砂糖。おはぎには水飴がよく使われますが、水飴も入っていません。ごまかしが利かないシンプルさだからこそ、厳選された素材と老舗店が築き上げた熟練の技が光ります。

今西軒のおはぎ3種
画像:きょうとくらす編集部

あんこは北海道十勝産のエリモショウズという品種を昔ながらの“おくどさん”で仕上げています。その時々の小豆の状態を見て、色、香りや照りを確認しながら炊き上げるため、炊き加減は自然と毎度異なるのだそう。

今西軒のおはぎ こしあんの断面
画像:きょうとくらす編集部

もち米は滋賀県産の羽二重糯を100%使用。炊いたもち米に少し塩をまぶして、なめらかなお餅になるまでつかずに、手でごはん粒の形が残る程度につぶす“半殺し”といわれる状態にします。

この半殺し加減が絶妙で、お餅とはまた違う絶妙な食感が味わえるのが『今西軒』のおはぎの魅力のひとつです。

今西軒のおはぎ つぶあん
画像:きょうとくらす編集部

販売されているおはぎは“つぶあん”“こしあん”“きなこ”の3種類。どれも1つ220円です。

今西軒のおはぎ こしあん
画像:きょうとくらす編集部

『つぶあん』、『こしあん』をいただくと控えめな優しい甘さ。食べ終わると口の中の甘みがすっと消えていく後味の良さで、思わず「もう一つ」と手が出てしまいます。甘みの中に塩が効いていて、さらにもっちりしたもち米の食感が加わり別格の味わいです。

今西軒のおはぎ きなこ
画像:きょうとくらす編集部

一番人気の味という『きなこ』は、きなこを2度まぶしているそうで、見た目もコロンと可愛らしいフォルム。『きなこ』は、『つぶあん』や『こしあん』よりも強くもち米を練っているそうで、もっちりとした食感。

今西軒のおはぎ きなこの断面
画像:きょうとくらす編集部

中には、丸めたあんが入っていて、こちらも甘さ控えめ。きなこの中にほんの少しだけ加えられた黒ごまがアクセントになっており、いただくと香ばしさも感じられます。

毎日行列ができ、幾度となくメディアでも取り上げられている『今西軒』のおはぎ。「朝早くに行くのは……」という方もいらっしゃるかと思いますが、実は予約も可能です。また、自家製ゆで小豆を瓶に詰めて販売している『あんてぃーく』も事前予約することで購入できます! 京都を代表する“おはぎ”、ぜひ一度味わってみてくださいね。

【詳細情報】
今西軒
住所:京都府京都市下京区五条通烏丸西入一筋目下ル横諏訪町312
電話番号:075-351-5825
営業時間:9:30~売り切れまで
定休日:毎週火曜日、第1・第3・第5月曜日
※6・7・8月は毎週月・火曜日が定休
※1人各種10個までの販売

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取材・文/きょうとくらす編集部

【画像】きょうとくらす編集部
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