KBS京都で放送中の『きょうとDays』。
今回は、2025年10月23日(木)に放送された『ふるさと Days』コーナーから、丹後地域ならではの音にフォーカスしたパフォーマンスに密着しました。
機織り道具を楽器に!「音気楽団」に密着

民族音楽のようにも聞こえる様々な“音”。
奏でる楽器に使われているのは…、なんと機織り機の部品です!

「はたおと・あそび」と題したパフォーマンスが、与謝野町を皮切りに、周辺の地域4カ所で開催されました。

演奏するのは、丹後に息づく音の気配を表現する楽団「音気楽団」。

楽団長を務めるのは、丹後を拠点に活動するサウンドアートの第一人者、鈴木昭男さんです。

この取り組みは、京都府の地域文化創造促進事業のひとつで、多様な文化資源をいかした地域づくりをすすめようと2019年にスタート、丹後エリアでは2023年から行われています。

地元与謝野町の他、兵庫県などからも参加した団員たちは、機織り道具に興味津々の様子。
普段から道具に慣れ親しんでいる人も、初めて触るという人も、それぞれの個性に合った道具を見つけ出し、楽器にしていきます。

丹後ちりめんの老舗「丸仙」に向かった一行は、自分の選んだ機織り道具が、実際の工房でどのような使われ方をしてどんな音を出しているのか、目と耳で探っていきます。

パフォーマンス「はたおとあそび」の本番当日。
小雨の朝を迎えましたが、これから始まるパフォーマンスを前に、メンバーたちはリラックスした表情を見せていました。

機織り道具を使った合奏には、楽譜もなければ指揮者もいません。
楽団長と団員たちの、阿吽の呼吸で繰り広げる音楽はさながら、夏の田んぼから聴こえる、カエルの大合唱です。

雨も上がり、次に向かった先は、京丹後市にある、丹後ちりめんの発展に尽力した商家の別荘。
ここでは楽団員が、庭木に隠れ、秋の虫になりきって思い思いの音色を響かせます。

聴衆は、瞳を閉じ、吹き抜ける風にとともにやってくる「音」に聴き入ります。

漁港の一角をステージに見立てた伊根町の本庄漁港では、丹後を拠点に活動する宮北裕美さんがダンスパフォーマンスを披露しました。

この日の最後の会場、天橋立を真一文字に望む、宮津市の小高い丘では、聴衆を巻き込んでのパフォーマンスが最高潮に達しました。

一期一会のパフォーマンスで、聴く人を魅了した音気楽団。
丹後に息づく、音の世界にいざないました。
文/KBS京都
【画像・参考】きょうとDays(毎週月~金曜日17:35~18:00) – KBS京都
※この記事は、2025年10月23日(木)放送時点の情報です。詳しくは、施設・店舗へお問い合わせください。
