赤ちゃんを抱えて悩む女性
子育て

3位は子どもの気分の変化、2位は夜泣き、1位は?「子育てで大変だったことランキング」

楽しくて幸せなことがあれば、大変なこともたくさんある子育て。「こんなに大変なのは自分だけ?」と不安になってしまうこともありますよね。

そこで今回は、株式会社AZWAYによる『子育てで大変だったことランキング』をご紹介します。大変だと思うポイントは人ぞれぞれですが、誰もが大変だと感じることはあるもの。ぜひ参考にしてみてくださいね。

Q1:子育ては大変でしたか?

株式会社AZWAYよる『子育てで大変だったことランキング』調査:子育ては大変でしたか?
画像:株式会社AZWAY

「子育てが大変だったか」の質問に対して、「それなりに大変だった」が59.7%と最も多い結果となりました。次いで、「とても大変だった」が34%、「あまり大変ではなかった」が6.3%という結果になりました。このことから、9割以上の人が、子育てにおいて大変な思いをしていたことがわかります。

Q2:(男女別)子育ての大変さ

株式会社AZWAYよる『子育てで大変だったことランキング』調査:男女別子育ての大変さ
画像:株式会社AZWAY

前問の「子育てが大変だったか」に対する回答を男女別に分析したところ、「とても大変だった」の割合は女性に比べて男性の方が低く、反対に「あまり大変ではなかった」「それなりに大変だった」の割合は男性の方が高くなっていました。

大きな差ではありませんが、子育てへの関わり方の度合いによって感じ方も異なるといえるのではないでしょうか。

Q3:(子どもの人数別)子育ての大変さ

株式会社AZWAYよる『子育てで大変だったことランキング』調査:人数別子育ての大変さ
画像:株式会社AZWAY

続いて、「子育てに対する大変さ」を子どもの人数別で分析したところ、1人〜3人までは子どもの人数が増えるほど「とても大変だった」の割合も増加する傾向にあることがわかりました。

一方で、4人目になると「あまり大変ではなかった」の回答がなくなり、「とても大変だった」の割合も減少しています。子どもが4人いると、兄弟姉妹の間で年齢差が生じ、上の子が下の子の世話をしてくれるなどの協力もみられるのかもしれませんね。

Q4:(世代別)子育ての大変さ

株式会社AZWAYよる『子育てで大変だったことランキング』調査:世代別子育ての大変さ
画像:株式会社AZWAY

「子育てに対する大変さ」を回答者の世代別に分析したところ、小さい子どもを育てている最中であろう20代の人たちは、他のどの世代と比べても「とても大変だった」の割合が高い結果となり、大きな違いが見受けられました。回答者の年齢が上がり、幼少期の子育てに対する大変さの記憶が薄れるにつれて「とても大変だった」を選択する人の割合は減少していることがわかります。

反対に、おそらく孫が誕生し、再び乳幼児の世話をすることが増えたであろう60代以上では、「とても大変だった」を選ぶ人が増えていることがわかります。孫の世話をすることによって子育ての大変さを思い出した、または孫の世話が大変である可能性が考えられます。

Q5:子育てで大変だったことランキング

株式会社AZWAYよる『子育てで大変だったことランキング』
画像:株式会社AZWAY

子育てで大変だったことについての質問をランキング形式にしたところ、1位は「自分の時間がない」、2位は1票差で「夜泣き」、3位は「子どもの気分の変化」という結果になりました。3位から8位は票数にあまり差はなく、多くの人が同じことに苦労した経験があることがわかります。では、第5位〜第1位の結果を、回答者の体験談を交えてチェックしてみましょう。

第5位:仕事との両立

悩む女性
画像:M Isolation photo/Shutterstock

「8カ月から保育園に入れたのでとにかく熱での呼び出しや休みが多く、毎月職場には頭を下げて謝っていました。しかし、2年目・3年目と子どもが大きくなるにつれて休む日はだんだん減っていき、風邪をひいてもなんとなく酷くなりそうな感じがわかるようになってくるので、しんどいのは最初の1年だけでした。2年目からは、休んだ方がよさそうな雰囲気がわかるので事前に相談したり、仕事を調整できるようになってきました。」(30代女性)

共働き世帯が増えている昨今。産休や育休の取得が推奨されているとはいえ、子どもが小さいうちは病気やトラブルなどが頻繁に起こり、子育てと仕事の両立に悩むこともありますよね。身近に頼れる人がいない場合は特に困ることも多く、職場の理解や行政によるサポートも必要といえます。

第4位:病気

寝込む子供と体温計
画像:Yaoinlove/Shutterstock

「うちの子は病気がちで、毎週毎週病院に連れて行っているような状態でした。この子は、成人するまで生きられないのではないか、と心配したものです。もしも病気がちの子を持たれた場合、信頼できる小児科医に通院できる場所へ引っ越すというのも、ひとつの選択だと思います。うちの場合は、幸いなことに、家の近くに小児科医が開業したおかげで随分と安心できました」(60代以上男性)

入院を繰り返す子どもをそばで見守るのも辛いですよね。入退院や通院に備えて安心して子どもを任せられる病院を見つけることも重要といえるでしょう。

第3位:子どもの気分の変化

嫌がる子供と親
画像:yamasan0708/Shutterstock

「子育ては親の言うことをまったく聞いてくれなくて大変な時期が長く続きます。イヤイヤ期など何をやってもどうにもならないことがあるので、そういった時はそれほど気合いを入れずに育児をした方が上手くいきます。変に親としての完璧を目指すと精神的にも肉体的にも疲れてしまうので、無理をせずにほどほどの親を目指すといいと思います」(40代男性)

何をやっても子どもが言うことをきかないこともあるイヤイヤ期や反抗期。全てにおいて真っ向から向き合うと、こちらのエネルギーやメンタルが持たない場合もあるので、力を抜けるポイントを探して、程よい力加減で挑むのがよさそうです。

第2位:夜泣き

寝るこども
画像:BaLL LunLa/Shutterstock

「初めての育児は、ただでさえ不安なことばかりなのに、夜泣きや夜間授乳による寝不足が重なり、余計に精神的に辛くなりました。また、コロナ禍が始まったばかりだったこともあり、思い出すと毎日不安に押しつぶされそうな状況でした。しかし、2人目の育児では、あまり変わらない状況でもかなり精神的に余裕ができました。やはり、慣れが大きいのだと思います。今は不安ばかりでも、必ず時間が解決してくれることがあるので、頑張ってください」(30代女性)

子どもによって夜泣きの度合いは異なります。どれだけ寝かしつけを頑張ってもなかなか眠らない子もいれば、すぐに寝てくれる子もいます。回答者の半数以上が“夜泣き”を大変だったと感じていました。

第1位:自分の時間がない

悩む女性
画像:polkadot_photo/Shutterstock

「子どもが生まれてから睡眠時間が少なくなり生活スタイルもガラッと変わりました。今までは自分の身ひとつだったので自由に動けていたのに、お出かけ一つするのにもミルクの時間やおむつ交換などを気にするようになり、また授乳が行える施設が思ったより少なく行けるとこも限られるようになりました。あとは経済的な悩みはつきません。仕事復帰するのにも保育園に入れなかったら、土日休みの仕事じゃなければ、と自分のやりたい職種でさえ犠牲にすることがたくさん増えました。これから子育てをする方はとにかくパートナーや周りに自分の気持ちを伝えるようにするといいと思います。それだけで周りの人が自分の気持ちに寄り添ってくれて、ストレスも減ると思います」(20代女性)

子どもが生まれると、今まで自由に動けていた生活から一変し、子どもが中心の生活になってしまいがちですよね。頼れるものに頼ることも時には大切。一人で抱え込まないようにしてくださいね。

今回の調査によって、“子育て経験がある人の9割以上が子育てにおいて大変な思いをしていた”ことが明らかとなりました。親の数だけ悩みはありますが、「こんなに悩んでいるのは自分だけではないんだ」と感じることで気持ちが楽になることもあるので、自分の時間も確保しつつバランスを取ってみてくださいね。

【調査概要】  
調査主体:株式会社AZWAY
調査期間:2024年8月3日(土)〜9月21日(土)
調査対象:20代から60代以上までの人
調査機関:株式会社AZWAY
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:615人(女性 500人/男性 115人)
回答者の年齢:20代11.4%、30代48%、40代27.3%、50代10%、60代以上3.3%

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文/きょうとくらす編集部

【画像・参考】元保育士が教える「イヤイヤ期への具体的な対処法とパパママの心の持ち方」 – PR TIMES
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