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子育て

僕の家事嫌いを克服した三種の神器とは?【29歳、育児はじめました日記】

こんにちは。新米ライターであり、新米パパのNakamuraです。

連載コラム『29歳、育児はじめました日記』では、新米パパが毎日の子育てを通して“ちょっとずつ父になっていく”リアルな記録をお届けします。

第5回となる今回は、「僕の家事嫌いを克服した三種の神器とは?」をテーマにお伝えします。家事嫌いな皆さんの励みに少しでもなれば幸いです。

家事が嫌すぎる

今まで家事が嫌いな人生を送ってきました。

あらゆる家事に背を向けた一人暮らしの頃。料理の手間を省くため、チンした野菜だけを食べていました。炊飯器は使わないので処分しました。大きな声では言えませんが、床の汚れに対抗して、土足で暮らしていました。

しかし妻子と暮らす現在、在宅勤務の僕は今や家事担当。衣食住に不義理を尽くしてきた僕がいかに家事力向上を図ったか、家事嫌いの皆さんにお届けできればと思います。

家事を趣味にした“三種の神器”

皿洗いする人
画像:Makistock/Shutterstock

僕が家事嫌いを克服できた大きな要因が、これから紹介する“三種の神器”です。これらが無ければ、今ごろ僕はゴミの布団で寝ていたでしょう。順に紹介します。

動画サイトの有料サブスクプラン

三種の神器の1つめは、“某動画サービスのサブスク”です。神器といいつつ物じゃない点に、“モノよりコト”と言われる世相が表れていますね。

動画サービスに課金していると人に話すと、「広告そんなに嫌じゃなくない?」とよく言われます。でも、僕が価値を感じるのは広告が消えることではありません。サブスク課金の最大の利点は、バックグラウンド再生ができることだと僕は思います。家事をしながらでも、あらゆる動画をラジオ感覚で楽しめて、月々1,000円ちょっとならお買い得です。

骨伝導イヤホン

神器の2つめは骨伝導イヤホン。ここ数年でよく見るようになった、耳の穴を塞がないイヤホンです。これなら子どもが泣いてもすぐに気付けますし、知らず知らずのうちに妻を無視してしまうこともありません。

メディアボタン

最後の神器はメディアボタンです。聞き馴染みのない方も多いかもしれませんが、要はスマホに接続できるリモコンです。一時停止・音量調整・動画スキップと最低限の機能だけ付いています。

メディアボタン
画像:Nakamura

物理ボタンなので、ノールックで操作できる点がお気に入り。防水仕様で、水回りの家事も平気。元々は腕に巻くバンドが付いていましたが、ちぎれてしまったので、カラビナで様々な場所に付けられるよう改造しました。これを腰に着けます。

「スマホで操作すれば良くない?」と思われたあなた。想像してみてください。イヤホンをして家事をしていると、パートナーが話し掛けてきました。「ちょっと待って」とスマホを取り出し、ロック解除して音楽を止め、「何?」と始まる会話。

感じ悪くないですか? しかし、腰にボタンが着いていれば一瞬です。この数秒の積み重ねが、いずれ大きな家庭内ストレスの軽減になると僕は確信しています。

僕なりの家事攻略法

洗濯物を畳む人
画像:Tokuyiro/Shutterstock

“三種の神器”と大げさに紹介しましたが、いずれも家事を直接ラクにしてくれるものではありません。
われわれ一般庶民が家事労働から完全に解放されるのはまだまだ先の未来でしょう。手作業から逃げられないなら、せめて意識をどこかに逃がそう、というのが僕の辿り着いた家事嫌い克服法です。

言い換えると、僕は家事をしてはいないのです。お笑いの動画で爆笑していたら部屋が片付いていた。ビジネス動画で自己肯定感を得ていたらごはんが出来ていた。こういう具合です。

おまけに。意識外で家事をすると手抜きを考えなくなるので、普通にやるよりクオリティが高まるという研究結果があります(筆者調べ)。

子どもが生まれて以来、ごろごろしながら動画を観る時間は消滅しました。代わりに今は、掃除や洗濯、洗い物の時間が僕の育児中の息抜きとなっています。家事嫌いの皆さん、ぜひ三種の神器を試してみてはいかがでしょうか。

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文/Nakamura

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