気がつけば、あっという間に年末! 大掃除のついでに収納も見直してみてはいかがでしょうか?
そこで今回は、『きょうとくらす』でご紹介した“NG収納”をまとめてご紹介します。当てはまるものがあればぜひこの機会に改善してみてくださいね!
お風呂のNG収納
1:使っていないものを収納
使いかけのシャンプーやボディーソープなど、使っている途中で飽きてしまったり、新しい商品を試したくなったりして、今は使っていないけれどいつか使うかも……まだ残っているからもったいない……と置きっぱなしになっていませんか?
2:使用頻度の低いものを収納
パックやトリートメントなど、週に1・2回しか使用しない使用頻度が低めのアイテムや、あまり使わないものは洗面所などに収納し、使用する時だけお風呂に持ち込むようにしましょう。
3:じか置き収納
シャンプーなどのボトルをじか置きにし、濡れたまま放置すると、底にヌメリがつきやすくなります。さらに、長期間放置するとカビの原因にも。“浮かす収納”がおすすめです。
洗面所・脱衣所のNG収納
4:使いかけのものを収納
使いかけの整髪料やスキンケアアイテム。まだ残っているからもったいない……とそのまま収納していませんか? もったいないと思うのなら、今日から使ってみましょう。今日使わないのならいつまでに使うか、自分の中で期限を決めて、早めに使い切りましょう。
5:湿度を意識していない
洗面所や脱衣所は湿気がこもりやすい場所。隙間なくぴったりサイズの収納ケースで空間を埋めるよりも、少し余白があるほうが湿気がこもりにくくなります。また、収納ケースも使う場所に合わせて、風通しのよいケース、水に強いケース、洗えるケースなどから選ぶようにしましょう。
6:高さを意識していない
洗面台の鏡の裏や備え付けの収納の棚。元々設置されていた高さのまま使っている方も多いのでは? 少し手間かもしれませんが、高さを変えるだけで、スペースが有効的に使えるようになって、収納量や使いやすさがグンとアップすることもあります。
キッチン周りのNG収納
7:同じ用途のものが多すぎる
キッチンにある、フライパンやお鍋、ボウルやザル、お玉などの調理ツール、食器やカトラリーなど……どれもまんべんなく使っていますか? 今使っていない調理ツールは、今後も使う可能性は低いはず。まずは3つを2つに、2つを1つに減らせないか検討してみましょう。
8:ものを重ねすぎている
同じものが多く、重ねて収納することが多い食器。結局上にある食器ばかりを使っている……なんてことはありませんか? いつも決まった食器ばかりを使っているなら、減らせないか考えてみましょう。種類の違うお皿を重ねるなら2種類だけにする……など、ルールを決めておけば重ね過ぎを防ぐこともできそうですね。
9:適さない場所に収納している
踏み台を使わないと届かない場所に重いものや割れ物を収納していませんか? 高い場所に収納するものは軽いものを。収納ケースもなるべく軽いものや取っ手付きがおすすめです。
シンク下の収納も適さないものがあります。シンク下は湿気や熱がこもりやすく、カビが発生しやすい場所。お米や調味料など食品、紙皿や紙コップなど紙ものはシンク下の収納はおすすめできません。シンク下収納には、お鍋、ザル、ボウルなどの水を使うものや、洗剤、ゴミ袋などのお掃除グッズなどがおすすめです。
冷蔵庫のNG収納
10:収納ケースを使いすぎ
収納ケースで庫内がいっぱいになっていませんか? 収納ケースを使うと、色や形が揃ってすっきり見えたり、積み重ねることでスペースの有効活用ができるなど、便利になることもありますが、使いすぎには要注意。収納ケースがいっぱいで庫内に余白がなくなると、冷気の循環が悪くなり、余分な電気を消費します。冷蔵庫は中身を7割くらいに保ちましょう。
11:置き場所を決めていない
場所を決めると管理がしやすくなるので、買いすぎを防げたり、足りないものに気づきやすくなります。また、期限が迫っている食材を置く場所を決めておけば、目に留まりやすく、食材を腐らせて無駄にすることも減らせます。庫内の1段目には○○、2段目には△△、ドアポケットには調味料や飲料……と自分や家族がわかりやすいような置き場所を決めましょう。
12:中身が見えない収納ケース
中身が見えないホーローの容器や調味料の詰替え容器などは片づけ上級者向けのアイテム。中身を忘れずに把握できる方や、ラベルを貼って管理できる方はいいですが、片づけが苦手な方には中身が見える透明(または半透明)のケースや、フタのないケース、高さが低めのケースがおすすめです。
13:詰め込みすぎ
冷蔵庫を開けた時にどこに何があるかひと目で分かりますか? 冷蔵室では、目が届かない奥や高い場所にはできるだけ収納しないように、野菜室や冷凍室では、なるべく重ねずに立てて収納するように意識してみてください。スペースにゆとりを持たせて、出し入れのしやすい収納をしておけば、ドアを開ける時間が短くなり、電気代の節約にもなりますよ。
リビングのNG収納
14:今は使っていないものがある
以前に使っていたけれど今は使っていないもので収納スペースや空間が埋まっていませんか? 季節の家電や飾り物が1年中出しっぱなしになっているケースも見られます。季節の変わり目などにも意識してみることをおすすめします。
15:私物が多すぎる
居心地がいいほど、長時間過ごすことが多いほど、ついつい個人の私物を持ち込んで置いたままになりがちです。快適に過ごすためのものが、増えすぎると逆にイライラの元になることも。リビングは家の中ではみんなが使う公共の場所です。それぞれに個室がある場合は、毎日寝る前には自分の部屋に持っていくのが理想です。
16:本来の使い方がされていない
リビングによくあるカウンターやソファなど……本来の使い方や理想の使い方ができていますか? カウンターやソファーは、外から持ち帰ってきたもの、定位置が決まっていないもの、後で片づけようと思っているものなどをつい無意識に置いてしまい、ものが溜まりがちです。
おすすめは写真を撮って見ること。客観的に見ることができるので、不要なものに気づけることもありますよ。
玄関のNG収納
17:出しっぱなしのものが多すぎる
家族の人数より多い靴、普段履かない靴、子どもの外遊びグッズ、キャンプ道具、庭仕事の道具、掃除道具、捨てようと思って置きっぱなしのゴミなど……たくさんのものが出しっぱなしになっていませんか?
定位置が決まっていなければ決めたり、“靴は一人一足まで出しっぱなしOK”などのルールを家族で共有するのもおすすめです。
18:履いていない靴を収納している
玄関に出しっぱなしになる理由のひとつに、靴箱などがいっぱいで入り切らないというケースも。
サイズアウトした子どもの靴、履き心地が悪かったり、靴ずれができる靴、劣化した靴はありませんか? 手放すのがもったいないなら、ぜひ履いて出掛けてみてください。
19:靴箱の棚の高さを無視している
靴箱から、履かなくなった靴を取り除くことで、スペースにゆとりができますが、それでもまだ不十分な場合は、靴箱の棚板の位置が変えられないか確認してみましょう。
ぜひ高さを意識して、スペースを少しでも有効に使えるように試してみてください。
20:玄関に不要なものが置きっぱなし
捨て方がわからないもの、そのうち片づけようと思っているもの、置き場所がなくてなんとなく置きっぱなしのものが集まりがちな玄関。
すっきり片づいた玄関は、出掛ける時には気持ちよい気持ちに、帰ってきた時にはほっと安心した気持ちにさせてくれるはず。
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文/non 編集/きょうとくらす編集部
【画像】non/Shutterstock:New Africa/Zhane Luk