3:日頃の備えと家でできる防災訓練が大事
では、防災を自分事して考えられるようにするにはどうしたらいいのでしょうか? 筆者は家で日常的に防災を取り入れられる仕組みが大事だと考えます。
(1)家でも防災訓練
防災リュックや寝室に防災用の靴を置いておくのはもちろんですが、それを実際に履いたり、背負って歩いたりしたことはありますか? 非常用トイレは用意してるけど、使ったことはありますか?
筆者も実際に試してみたことはありませんが、近々災害が起きて、電気と水道が止まったという想定で、自宅での防災訓練を行いたいと考えています。
実際の流れを経験をすることや、家族で話し合う時間を持つことで、子ども達の防災意識が変わり、自分事として考えるきっかけになるのではないでしょうか。
(2)非常食を食べ慣れておく
そしてもう一つ、すぐにできる防災対策としておすすめなのが、非常食や非常用の飲み物を日頃から食べたり飲んだりしておくことです。
実際に災害が起こっていざ何か飲もうとしても、日頃飲み慣れていないことで飲めなかったり、水だけでは飽きてしまったり、缶詰が食べられなかったりするかもしれません。筆者は日持ちするシリアルなどをたまに食べるようにして、災害時でも子ども達が食べられるものを準備しています。
日頃からローリングストックをして非常食などを食べ慣れていると、災害時の心配事が少なくなりますね。
筆者は、災害が起きた際の避難場所や、家族の集合場所を子どもとも話しています。話すタイミングは、半年に一度防災リュックの中身の確認をするときです。何を入れるのか、どういうときに使うのか、など子どもと一緒に話しながら確認をしています。
そうすることで、いざ使う場面になった際に、どこに何が入っているのか子ども達自身が把握をしていることが親の安心感にも繋がるのではないかと考えています。
ぜひみなさんも、家庭でも防災訓練をして、いつ災害がきても慌てない心構えを家族全員で持ちましょう。
自分たちの街や家族を守れるのは自分たち自身です。過去の災害を教訓に、今までよりもさらに防災意識をもって生活していきましょう。
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文/みらい
【画像・参考】 みらい/T.TATSU/David Pereiras
子どもの防災意識、32.3%の保護者が低いと感じている 明光義塾調べ「子どもがいる家庭の防災意識に関する実態調査」 – PR TIMES
※写真はイメージです。