日本有数のパンの消費量が多い都市・京都に生まれ育ったパン大好きライターのみやこです。
連載『きょうとのパンとくらす』では、これまで150店舗を超えるパン屋さんを訪れた筆者がおすすめするパン屋さんを紹介しています。
今回は、これまでの連載で紹介したお店の中から、京都市下京区にあるお店をピックアップしてご紹介します。1:和菓子のようなパンが並ぶ「ブランジュリーまっしゅ京都」
地下鉄烏丸線・四条駅から徒歩4分。東洞院通高辻を少し下がったところにある『ブランジュリーまっしゅ京都』。
京町家を改装したお店は、洗練された和風の外観が目を引きます。初めて見ると、まるでベーカリーとは思えないほど、おしゃれな雰囲気が漂っています。
お店に足を踏み入れると、外観の京都らしさとは打って変わって、まるでフランスの小さな街角に迷い込んだようなおしゃれな雰囲気が漂います。京都らしく和菓子のように可愛らしいパンは、お店の雰囲気とも合わさって、ますます食欲をそそります。
『藤壺』(297円)は、源氏物語に登場する光源氏が想いを寄せていた人物の名前がつけられたパン。お茶の老舗『一保堂』さんのお抹茶と玉露粉を生地に練り込み、中には粒あんと白玉が入っています。
どのパンも見た目にも可愛く、自宅用だけではなくお土産にもピッタリで、地元の方だけではなく、観光客の方もたくさん訪れます。朝は行列が出来上がり飛ぶようにパンが無くなっていきますので、気になる方は早めにおでかけください。
【店舗詳細】
Boulangerie MASH Kyoto(ブーランジェリーまっしゅ京都)
住所:京都府京都市下京区東洞院通高辻下る燈籠町568
営業時間:8:00~19:30
定休日:火曜日・水曜日
2:隠れ家のような佇まい「Boulangerie Rauk」
JR京都駅から徒歩10分、東本願寺と西本願寺のちょうど真ん中あたり、七条西洞院を上がったところにある『Boulangerie Rauk(ルーク)』。フランスの路地裏にひっそりと佇む、まるで隠れ家のようなオシャレな雰囲気が漂います。
木の自然な色合いを活かしたナチュラルで温かみを感じる店内、それほど広さはありませんが、種類豊富なパンが並んでいます。
ハード系から惣菜系、菓子パンまで、パンのバリエーションは非常に豊富。これだけ種類が多いと選ぶのに困ってしまいますね。
『カリフォルニア・宇治』(432円)は、こちらのお店の看板商品にして一番人気のパン。
店主がカリフォルニアで開催された『第10回カリフォルニア・ウォルナッツコンテスト』において最優秀技術賞を受賞したことを記念し、少し改良を加えたパン。抹茶の香り漂うハード系の生地に、中に入っているクルミの香ばしさと小豆の甘さが絶妙です。
【店舗詳細】
Boulangerie Rauk(ルーク)
住所:京都府京都市下京区西洞院通七条上る福本町422-2
営業時間:7:00~18:30
定休日:木曜日
3:1週間に2度食べたくなる「2/7 kitchen BAKERY」
地下鉄烏丸線・四条駅から徒歩5分。綾小路通りを東へまっすぐのところにあるのが、京町家をリノベーションしたオシャレなパン屋さん『2/7 kitchen BAKERY(キッチンベーカリー)』。
店名である『2/7 kitchen BAKERY』の由来は、“1週間に2度食べたくなる”という意味が込められています。こちらのお店では、しっかりとした小麦の味わいを楽しめる飽きのこないパンを提供されています。
オシャレな店内には、個性豊かなパンがずらりと並び、まるでアートギャラリーのような雰囲気が広がります。
『自家製スモークのベーコンエピ』(300円)は、スモークベーコンの香りに引けを取らない、力強い小麦の風味と味わいが存在感を放つパンです。濃厚で贅沢な味わいが特徴で、一口食べれば、口の中にスモークベーコンの風味と香りが広がり、その後にしっかりと小麦の風味が感じられます。
さらに、表面の粉チーズがカリッと香ばしく、パンはモッチリとしていて食感の違いも楽しめます。ワインなどのお酒との相性も抜群です。
【店舗詳細】
2/7 kitchen BAKERY(キッチンベーカリー)
住所:京都府京都市下京区綾材木町207-3
営業時間:7:30~18:30
定休日:月曜日
※パンがなくなり次第終了
文/みやこ 編集/きょうとくらす編集部
【画像】みやこ
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