KBS京都で放送中の『谷口流々』。
谷口キヨコが、京都を中心に活躍する人々の仕事現場に足を運び、十人十色の人生哲学を紐解いていきます。
2023年5月13日(土)の放送では、フィットネス選手・丹羽裕子さんに話を伺いました。
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Profile:フィットネス選手・丹羽裕子さん
フィットネス選手・丹羽裕子さんは、42歳より老化防止のためにウエイトトレーニングを始めました。68歳でオールジャパンフィットネスチャンピオンシップスで優勝しています。
筋肉を使った簡単な動きを見せてもらいました。力を加えると筋肉が硬くなる鍛えられたボティで、しなやかな動きが実現しています。
表舞台が好き
20代の時にマネキンの原型となるマネキンモデルになり、30歳まで続けていた丹羽さん。
20代の後半からはエアロビクスインストラクターもしてました。体型を崩さないように努力し、同時期にプロのモデルとしても活躍していました。
当時30歳でモデルというのは難しいと考え、裏方に回ることに。ステージやウォーキングを指導し、始めは面白かったそうですが、やっているうちに「やっぱり自分は表舞台が好きだ」と思い、やめたのだそうです。
きっかけは老化防止
20代・30代の頃はエアロビクスで体型が維持できていましたが、40歳頃から身体が衰え始めました。脂肪が下腹部についたりと体型が変わってきて、42歳からウエイトトレーニングを始めました。
やるからにはと必死になり始めの3か月ぐらいは毎日ふらふらだったそうです。ただただ老化防止を願いトレーニングを続けました。
1年ほどたった頃に第1回オール関西ミスフィットネスが開催され、出場することにしました。43歳と最高齢での出場、しかも周囲はほとんどが20代でしたが、結果6位に入賞。
始めは「記念で出てみよう」と軽い気持ちでしたが終了すると「来年せめて3位に入りたい」と思いました。そして、3回目の出場でついに3位に! しかし、終了すると今度は「優勝するまで出よう」とのめり込んでいきました。そして、4回目の出場でとうとう優勝しました。
68歳で日本一
「子どもの頃から骸骨が好きやったんですよ」と話す丹羽さん。41歳からは『丹羽整体オフィス』を20年間開業し、現在は「ピラティス講師」をされています。
転機が59歳の時に訪れます。『全日本ボディフィットネスジャパン(40歳以上)』で優勝しました。60歳という世間では定年などを迎える年齢を前に、60歳で無理をしてはダメだと思ったのだそうです。
現状維持でこのまま過ごそうと思っていましたが、鍛え続けることができたため64・65歳で再びコンテストに出場。そして、いずれも準優勝しました。しかし、さすがに65歳となり引退。
ところがそこで、「65歳だからだめだ」と自分で決めてしまったということに丹羽さんは気づきました。
日頃から体に良いことにこだわり、体が成長するように動き、骨にも気を使っている自分なら絶対にできると、3年ぶり68歳で全日本の大会に出場し、なんと優勝!
今は、69歳で再び出場しようとしています。「69歳でこんなことができるというのを見てもらえれば大成功だ」と丹羽さんは話します。
丹羽さんを表すことば
今、トレーニングは週6回、分割して行っているそうです。
月曜日がお尻の日、火曜日は胸の日、水曜日は肩の日、木曜日は腕の日、金曜日は脚の日、土曜日は背中の日、日曜日はお休みの日、ですがストレッチは毎日してるそうです。
今回の“丹羽さんを表すことば”は丹羽さんのモットー『よい筋肉よい骸骨に』です。
年齢に縛られることなく、挑戦を続けていく姿がとっても魅力的な丹羽さん。笑顔が素敵で、こちらまでパワーをいただけるような方でした。今後の丹羽さんの活躍に注目です!
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文/きょうとくらす編集部
【画像・参考】谷口流々(毎週土曜日9:30~10:00) – KBS京都
※この記事は、2023年5月13日(土)放送時点の情報です。詳しくは店舗へお問い合わせください。